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トヨタ自動車株式会社 / 技術

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クルマの移動をもっと楽しく! トヨタのサブスク「KINTO」が新サービスを2021年4月にオープン

クルマを活用した「移動のよろこび」を感じられるサービスを提供

 トヨタ自動車が提供する愛車サブスクリプションサービス「KINTO」。その運営会社であるKINTOは現在展開するサブスクリプションサービスに加えて、国内外の企業と提携し、「移動」に関する多彩なモビリティサービスを提供するオンラインプラットフォーム「モビリティマーケット(モビマ)」を2021年4月に立ち上げる。

 移動が制限されるなかで、「どこかに行く」というユーザーのニーズに応えるため、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、移動の自由が制限されないようになったときに「移動のよろこび」を感じてもらえるサービスとして提供する。また、モビマサービスの本格展開に先立ち、2021年2月〜3月にかけて一足先に体験できるプレオープンのキャンペーンも開催する予定だ。

 サブスクリプションサービスでは、取り扱い車種の拡大や法人利用の受付、契約プランの追加などの商品強化、若年層に向けたプロモーション活動などが功を奏し、累計申込数が2020年12月までで1万2300件まで拡大した。とくにコロナ禍を受けてクルマのニーズそのものが高まったことなどにより、6月以降単月で1000件超の申し込みがあるなど、順調に推移している。

 累計申し込みベースでの年代構成では10〜30代が約4割を占め、販売店とWEBで受け付けている申し込みのうち、6割程度がWEBを利用していた。とくに10〜30代では8割近くがWEB を選択しており、深夜や連休など販売店での受付時間外でも申し込みができる利便性が人気だったようだ。

 こうした状況から「若年層のお客様を多く取り込めたことに加えて、定額サービスのわかりやすさやWEB で簡単に契約できる便利さ、クルマを保有していない層にも最初の1台として選ばれたことなどが申し込み数増加の要因となっている」(KINTOの古寺信也社長)という。

 今回の新サービスであるモビマは「クルマのある生活を楽しんでもらう」ため、日本国内に在住・滞在している人なら誰でも利用できる。

 現在KINTOで提供している車両本体価格や保険、自動車税、メンテナンス費用、車検などを含めた定額で新車を利用できるサブスクリプション「KINTO ONE」の契約者には3万円相当、レクサス車を1年ごとに乗り換えできる3年3台プランの「KINTO FLEX」の契約者には6万円相当のモビマで使える優待や優先して応募できる特典などが検討されている。クルマとともに「移動のよろこび」もコミコミで提供することで、KINTOの魅力をさらに高めていきたい考えだ。

 モビマでは5つのカテゴリーに基づいてサービスを提供する。

1)新しい生活の扉を開こう
 キャンピングカーを利用したワーケーションや、シェアサイクルで巡る旅、ドライブインシアターなど、ニューノーマル時代の新たな移動体験を提供

2)心踊るスペシャルな体験を
 16の国と地域で展開しているKINTOブランドのカーシェアやモータースポーツの観戦・体験、クルマでしか行けないローカルでの食事と体験など、クルマを使った非日常体験の提供

3)クルマ時間をとことん楽しもう
 カーコーティングや、レジャー時の駐車場予約、クルマのなかで流す音楽やおでかけを楽しくするカメラなど、快適なクルマ時間を演出するサービスを提供

4)もっと気持ちよく、軽やかに
 クルマ・電車・バス・船をはじめ複数の移動手段を組み合わせたMaaSや、リムジンによる自宅から空港への送迎など、シームレスでストレスフリーな移動サービスを提供

5)やさしく移動を応援
 ドライビングレッスンや、移動する日をピンポイントでカバーする保険、クルマのなかでの除菌など、移動の安心安全をサポートするサービスを提供

 モビマで取り扱うサービスは2021年1月現在、NTTドコモやKeePer技研、JTB、富士スピードウェイなど幅広い業種の約20社と提携して作り上げた、モビマ専用のオリジナル商品として提供していく。また、商品にはそれぞれ価格が設定され、利用時に登録が必要となる。今後は協業企業の拡大も目指していく方針だという。