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メルセデス・ベンツ、新型「Sクラス カブリオレ」「SL」「SLC」オープンモデル3車種発表会
メルセデス・ベンツ日本は6月2日、新型の「Sクラス カブリオレ」「SL」「SLC」という3種類のオープンモデルを同時発表。「SL」「SLC」は同日発売、「Sクラス カブリオレ」は受注が開始され、10月中旬ごろに納車が開始される予定となっている。価格はSクラス カブリオレが2145万円~3417万円、SLが1265万円~3383万円、SLCが530万円~970万円。
6月2日に都内で行なわれた記者発表会では、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏が登壇。同社では2016年を“SUVイヤー”と定め、矢継ぎ早にSUVのニューモデルを投入してプレミアムブランドとして最多の6車種を展開。これに主力モデルである「Cクラス」「Eクラス」「Sクラス」と、これまでに強化してきたコンパクトモデルなどを組み合わせ、豊富なラインアップを構築して2016年の販売も非常に好調に推移しているとアピールした。
そして「SUVをメルセデス・ベンツの新しい顔と表現するなら、メルセデス・ベンツの伝統を象徴するモデルとなるのが、クーペやカブリオレ、ロードスターといったスペシャルティモデルです。私たちはこうしたモデルを社内で『ドリームカー』と呼んでいます。クルマを運転するワクワク感や所有する喜びを、より感じていただけるモデルでございます。本日は、なかでも人気のオープンモデルを3車種発表させていただきます。これにより、ドリームカーは10車種35モデルの展開になります」と語り、壇上に置かれた新型モデルのSクラス カブリオレ、SL、SLCについてそれぞれ解説した。
また、発表会内では「ドリームカー」である3車種の紹介に連動して、メルセデス・ベンツ日本が続けている文化振興などの取り組みを紹介するため、ゲストとして写真家の篠山紀信氏が登壇。さらにファッション分野での活動として、阪急メンズ東京とのコラボレーションにより、3車種それぞれのイメージを表現するファッションコーディネートが設定され、着用モデルが各車と並ぶシーンも用意された。
このほか、発表会には3車種のデザインを担当したダイムラーAG エクステリアデザイン シニアマネージャーのアヒム・ディートリッヒ・バドシュトゥブナー氏も登壇してプレゼンテーションを実施。このなかでバドシュトゥブナー氏は「私たちメルセデス・ベンツは『夢を造ること」が仕事です。その夢のなかの3つがここに一堂に会しています。メルセデス・ベンツにとって『ドリームカー』というのは必須の概念です。ブランド全体が『ドリームカー』という概念で成り立っていると言っても過言ではありません」とコメント。この「ドリームカー」のキーワードとして「モダンラグジュアリー」という言葉を使って表現し、この「モダンラグジュアリー」はセンシュアル(官能的)と、ピュリティ(純粋さ)という2つの側面で構成されるとした。