プレゼンテーション「新型プリウスPHV記者発表会」

トヨタ自動車株式会社 / 技術

新型プリウスPHV記者発表会

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ダイヤモンド・オンライン

石原さとみは「バーベキューをやりたい」 新型プリウスPHVならいろいろ出来る

  プリウスPHV(プラグインハイブリッド)は外部充電により化石燃料の消費を抑えた、より電気自動車に近いハイブリッド。

 フルモデルチェンジを受けた2代目の最大の特長は燃費だ。先代プリウスPHVがリッター26.4キロだったのに対して、37.2キロと驚異的。

 もうひとつの特長は買いやすい価格だ。「S」の326万1600円から最上級グレード「Aプレミアム」の422万2800円まで。

 プラットフォームは新設計で、基本は先にデビューした現行プリウスと同じ。つまり走りのよさをかなり意識した内容と期待していいだろう。

 パワートレインは1.8リッターガソリンエンジンに電気モーターの組み合わせ。エンジンは72kW(98ps)の最高出力に142Nmの最大トルク。モーターは163Nmを発生する。

 上記の駆動用モーターに加えて発電用モーター(最大トルク40Nm)も駆動に使うのも、新型プリウスPHVの新しい点だ。

「これまでEV(電気のみ)モードでカバーする範囲が狭いというご指摘がありましたが、新型は急な坂道も登るし、時速135キロまでモーターのみでカバーします」

 台場の科学未来館で行われた記者会見。臨席したトヨタ自動車の内山田竹志取締役会長は自信を感じさせる口調で語ったのが印象的だった。

「未来の動力はいろいろ取りざたされているけれど、当面はプラグインハイブリッドが主流になるだろうと考えています」

 内山田取締役会長はそう語った。再生エネルギーで電気を作り、それで充電するのが理想的なありかた、ということだ。

 新型プリウスPHVは家庭用電源でも充電可能で、「プリウス(ハイブリッド)のようないきおいで売れるのではないかと期待しています」と意気軒昂ぶりを示してくれた。

 発表会当日はCFキャラクターの女優、石原さとみも登場。エンジンをかけずに外部給電できるプリウスPHVを何に使いたいと訊かれて、「バーベキュー」と「イルミネーション」というほほえましい回答をしていた。

 災害時にも”使える”給電機能など、まさに日本が欲しいクルマはこれ、といえるかもしれない。