プレゼンテーション「アウディ ジャパン2017年新春会見ならびにThe new Audi A3 記者発表会」

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アウディ ジャパン2017年新春会見ならびにThe new Audi A3 記者発表会

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アウディ、マイナーチェンジした「A3」を発売

アウディ ジャパンは2017年1月26日、マイナーチェンジを施した「A3」「S3」を発表し、同日、販売を開始した。

2013年9月に5ドアの「スポーツバック」が、2014年1月に4ドアの「セダン」が導入された現行のA3シリーズに、初のマイナーチェンジが実施された。新しいA3は、内外装のリニューアルに加えて、パワートレインの変更、アシスタンスシステムの充実などにより、商品性を高めている。

エクステリアでは、アウディの象徴である“シングルフレームグリル”の幅を広げるとともに、6角形を強調するデザインを採用。また、ヘッドランプをよりシャープなデザインとするなどしてスポーティーな印象を強めている。インテリアについては基本的に従来のデザインを踏襲するが、フルデジタルメーターの「バーチャルコックピット」が選択可能になった。

パワートレインは、前輪駆動仕様はこれまでどおり、1.4リッター直噴ターボの1.4 TFSI(122ps)と、デュアルクラッチトランスミッションの7段Sトロニックの組み合わせ。140ps仕様の1.4 TFSIはラインナップから消滅している。

一方、フルタイム4WDの「クワトロ」では、従来の1.8リッターターボに代えて、2リッターターボの2.0 TFSIを搭載。最高出力190psのこのエンジンは、アウディが「Bサイクル」と呼ぶミラーサイクルの燃焼方式を採用するもので、すでに「アウディA4」にも搭載されている。Sトロニックも従来の6段から7段に変更となり、JC08モード燃費は従来の14.8km/リッターから16.0km/リッターへと向上している。

アシスタンスシステムは、レーダーセンサーからの情報をもとに、警告や自動ブレーキにより歩行者や車両との衝突を回避、または被害を軽減する「アウディ プレセンス フロント」を全車に標準装備。車間距離を自動的に維持するアダプティブクルーズコントロールも標準とした。さらに、2017年夏以降には「セーフティパッケージ」を設定する。これには、車線維持をサポートする「アクティブレーンアシスト」、車線変更時の危険を知らせる「サイドアシスト」、そして、渋滞時にも安全な車間距離と車線を維持する「トラフィックジャムアシスト」が含まれる。

グレードは、スポーツバックとセダンで共通。標準グレードが16インチタイヤを装着するにの対し、「sport」では17インチタイヤが採用される。

A3スポーツバック 1.4 TFSI:293万円
A3スポーツバック 1.4 TFSI sport:329万円
A3スポーツバック 2.0 TFSIクワトロ:399万円
A3スポーツバック 2.0 TFSIクワトロ sport:429万円
A3セダン 1.4 TFSI:311万円
A3セダン 1.4 TFSI sport:347万円
A3セダン 2.0 TFSIクワトロ:417万円
A3セダン 2.0 TFSIクワトロ sport:447万円

よりハイパワーな2リッターエンジンを搭載するスポーツモデルのS3は、エンジンの最高出力が285psから290psに引き上げられるとともに、Sトロニックが従来の6段から7段に変更された。また、対向車や先行車をフロントカメラで認識し、その部分を自動的に減光するハイビームシステムの「マトリクスLEDヘッドライト」が選べるのが新しい。価格はスポーツバックが606万円、セダンが624万円。