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三木谷氏「逆デジタルデバイドでは」と指摘 自社の“店頭でも同料金”に自信
楽天モバイルが29日、スマートフォン用の新料金プランを発表した。4月1日からスタート予定で、利用データ量に応じて1GB(ギガバイト)以下なら月額無料(1回線まで)、20GBを超過した場合は上限無制限で2980円(月額、税抜)と自動的に変動するもので、docomo、au、ソフトバンクの携帯事業3社に対抗する形になった。
楽天モバイルに先行して発表された携帯3社の新料金プラン(データ利用20GBまで)はいずれも「申し込み、サポートはオンライン上で行う」ということが特徴で、ショップで対面形式でのサポートを希望する場合には不向きだった。
しかし、楽天モバイルは展開しているショップででも、オンライン上ででも同じ料金、同じサポートを行うと打ち出した。また、20GBまでであれば、変動制の料金は1980円(月額、税抜)のため、先行3社と比較して料金面で安い。対面サービスを含めた両面での利点を前面に出してきた。
楽天モバイルの三木谷浩史代表取締役会長兼CEOは、新料金プラン発表会見で「インターネットを使える人は安くて、インターネットが使えないから店頭に行かないと(いけない人は)値段が高いというのはおかしいんじゃないのと、いうふうに思うんですよね。デジタルデバイドという言葉がありますけど、逆デジタルデバイドではないかと考えておりまして」と提唱。「店頭で申し込もうがネットで申し込もうがワンプランで平等に同じ値段を提供するということをさせていただこうと思っています」と語った。
新料金プランは、現行の料金プランで楽天モバイルに加入している人は、4月1日に自動でアップデートされることも説明された。