プレゼンテーション「2018夏 新サービス・新商品発表会」

株式会社NTTドコモ / 技術

2018夏 新サービス・新商品発表会

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NTTドコモ、スマホなど向けAIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」を発表!しゃべってコンシェルから進化し、ひつじのしつじくんは隠居へ!?

dポイントを活用した新たなAIエージェントサービス「my daiz」がスタート!

NTTドコモは16日、今夏に発売・開始する新製品や新サービスを披露する「2018夏 新サービス・新商品発表会」を都内で開催し、スマートフォン(スマホ)など向けのAIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」を発表した。

スマホならではのパーソナライズな情報を活用し、ユーザーの行動を推定した上で、ユーザーへのタイムリーな提案を実現する。なお、サービス名称やアプリアイコン、キャラクターともにmy daizという呼称で統一する。

またサービス開始に合わせて「my daiz チャレンジキャンペーン」( https://www.mydaiz.jp/navi/cp/challenge/2018summer/ )を2018年5月30日(水)正午~7月31日(火)15時(予定)まで実施する。キャンペーンでは期間中にmy daizアプリの対話画面で「チャレンジキャンペーン」というワードを発話し、キャンペーンにエントリーすると、もれなくdポイントを100ポイントがプレゼントされる。

さらにキャンペーン期間中にmy daizアプリ内および公式Webページ「my daiz navi」内のキャンペーンバナーをクリックし、キャンペーンにエントリーすると、抽選で5万人にdポイントを200ポイント進呈、さらに有料コースを利用している人の中から抽選で5555名にdポイントを1,800ポイント進呈するということだ。

NTTドコモではこれまで情報配信エージェントサービスの「iコンシェル」、音声エージェントサービスの「しゃべってコンシェル」を提供してきた。その中でユーザーの現在地や設定情報に基づき、天気や交通、ニュース、コラムといった生活系のコンテンツを提案していた。

新たに提供するmy daizでは、これらの行動推定などのパーソナライズ精度を進化させ、これまでの生活系コンテンツに加え、さまざまなジャンルのパートナーサービスも提案していく。

my daizアプリは、しゃべってコンシェルをバージョンアップする形で提供するため、しゃべってコンシェルからmy daizに置き換えられることになる。そのため、サービス開始当初から利用者は1000万を超えるという。

また新たなキャラクターも登場し、ホーム画面上でメッセージをダイレクト配信するほか、しゃべってコンシェルで総発話回数22億回の実績を基にした滑らかな日本語で自然な対話を実現している。

ちなみにキャラクターも「ひつじのしつじくん」からmy daizに置き換えられるが、ひつじのしつじくんをはじめとした「しゃべってキャラ」については今後もキャラクターの部屋に入って雑談はできるという。

今回のmy daizでは、エージェントがユーザーの行動履歴を基にユーザーの行動を先回りすることで、ユーザー自身がたどりつけなかった新たな気付きに出会う点がこれまでと大きく異なるとしている。

例えば、ユーザーの帰り時間を予測して、天気予報情報から「帰宅時に雨具があると安心」などといったリマインドをするほか、天気や交通情報にあわせて早めにアラームを起動するといったことが挙げられる。

参照するユーザーの行動履歴は1カ月間保有し、その後削除される。つまり、直近1カ月の行動履歴を基にしたエージェント機能となる。

なお、利用料金については無料だが、無料版に加えたサービスも提供する予定。有料版は月額100円で店頭およびWeb上での申し込みが必要。対応する製品はAndroidおよびiOSで、ともに「マルチキャリア」対応となり、NTTドコモの携帯電話契約者ではない人でも利用可能となる。

NTTドコモでは昨年6月に「ドコモAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブ発表会」を開催し、「AIエージェントAPI」の開発を発表。さらに同月に東京ビッグサイトで開催された「第1回 AI・人工知能EXPO」でも、このAIエージェントに関するブースを出展していた。

それからまもなく1年が経過しようとする中、いよいよ同社のAIサービスが本格的に開始する。ひつじのしつじくんがメインキャラから卒業となるのは寂しいが、新たなmy daizの活躍に期待したい。