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NTTドコモが5Gサービスを3月25日に提供開始!料金プラン「5Gギガホ」や「5Gギガライト」、「5Gデータプラス」を解説
既報通り、NTTドコモは18日、オンラインにて「NTTドコモ 5G・新サービス・新商品発表会 2020 docomo collection」を開催し、第5世代移動体通信システム「5G」の商用サービスを2020年3月25日(水)に提供開始すると発表しました。合わせて5G対応スマートフォン(スマホ)「Galaxy S20 5G SC-51A」と「AQUOS R5G SH-51A」の2機種をサービス開始日に発売します。
その他にもスマホは「Xperia 1 II SO-51A」および「LG V60 ThinQ 5G L-51A」、「Galaxy S20+ 5G SC-52A」、「Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition SC-52A」、「arrows 5G F-51A」、モバイルルーターは「Wi-Fi STATION SH-52A」を4月下旬以降に順次発売し、合計8機種の5G対応製品を投入します。
またモバイルルーター以外のスマホ7機種についてはすでに3月18日11時からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が実施されており、価格はすでに紹介しているように最も安いGalaxy S20 5G SC-51Aの102,960円(金額はすべて税込)からとなっており、各機種ともに「5G Welcom割」や「スマホおかえしプログラム」の対象です。
同社では5G向け料金プラン「5Gギガホ」および「5Gギガライト」、「5Gデータプラス」も発表し、5Gギガホは通常月当たりの高速データ通信容量が100GBまでですが、現時点で終了時期未定の「データ量無制限キャンペーン」によって期間中は無制限で利用できるとのこと。本記事ではそんなNTTドコモの5G向け料金についてまとめて紹介します。
■ざっくりまとめ!5Gギガホ・5Gギガライト・5Gデータプラスは定期契約・解除料なし
NTTドコモの5G向け料金プランは月100GBまでの「5Gギガホ」と最大7GBまでの段階制の「5Gギガライト」の2種類です。一方、これらに加えてデータ通信専用の「5Gデータプラス」は親回線として5Gギガホや5Gギガライト、4G向け料金プラン「ギガホ」や「ギガライト」の契約が必要となります。
各料金プランの月額料金と月当たりの高速データ通信容量は以下の通り。ここから各種割引が適用されていきますが、5Gギガホでは無条件で適用される割引としてキャンペーン「5Gギガホ割」(終了時期未定)によって初回適用月(=1ヶ月目)から最大6か月間は月額1,100円OFFとなります。なお、5Gギガホ割は「はじめてスマホ割」とは併用可能ですが、「ドコモの学割」との併用はできません。
また5Gギガホ・5Gギガライトにはギガホやギガライトと同様に国内通話がかけ放題の「かけ放題オプション」と国内通話が1回5分まで無料の「5分通話無料オプション」が用意されており、5Gギガホの場合にはキャンペーン「5Gギガホ音声割」(終了時期未定)によって最大12ヶ月は月額オプション料が770円割り引かれてそれぞれ月額1,100円と月額0円になります。
同社の5G対応製品を購入する場合はこれらの5Gプランに加入する必要があります。一方、これらの5Gプランは他社やSIMフリーの5G対応製品をドコモショップに持参すれば契約できます。ただし、持参する5G対応製品は日本で使える認証(いわゆる「技適マーク」)と5G対応が確認できる必要があるということです。
月当たりの高速データ通信容量での注意点は海外ローミングと親回線が5Gギガホの5Gデータプラスは30GBまでとなっています。一方、5Gギガホではスマホなどでテザリングをした場合は月当たり100GB(データ量無制限キャンペーン期間中は上限なし)となります。
各料金プランともに2年契約などの定期契約はなく、解約時などでも解除料はかかりません。その代わり、ギガホやギガライトの2年契約における月額187円の割引はありません。ただし、5Gギガホと5Gギガライトはクレジットカード「dカード」および「dカードGOLD」でNTTドコモの月額利用料を支払った場合に月額187円が割引される「dカードお支払割」は適用されます。
■現在契約している料金プランの解除料は保留に。即日5Gプランに
現在契約している既存の4G・3G向け料金プランが定期契約で契約期間の途中に5Gギガホ・5Gギガライトへ契約変更した場合、解約金保留期間となってその4G・3Gの料金プランの定期契約における契約更新期間までは保留され、その時点では解除料はかかりません。
もちろん、その契約更新期間のうちに解約を行うと解除料が発生しますが、それ以降は解除料はかからないのですぐに5Gに契約変更してもその後も長期利用するなら問題ないでしょう。なお、5Gギガホ・5Gギガライト・5Gデータプラスともにスマホでもルーターでも5G対応製品であれば契約できます。
また通常、NTTドコモで機種変更をする場合に同時に料金プランを変更すると「即日適用」もしくは「翌月から適用」を選べますが、5Gプランへの変更は厳密には機種変更ではなく契約変更(3G・4G→5G)となるため、料金プランも「即日適用となります。ただし、旧料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」で利用している場合には注意が必要です。
すでに「ギガホ」や「ギガライト」といった料金プランを利用しているならスムーズに契約変更できそうですが、NTTドコモではカケホーダイ&パケあえるでシェアパックや2台目プラスを契約している場合、ドコモオンラインショップでは事前にこれらを解約しておく必要があると案内しており、ドコモオンライン手続きでの解約は月末適用となってしまいます。
また特に代表回線を5Gプランにするなら事前に代表回線を変えておかないと、シェアグループが廃止されてしまい、シェアグループの子回線も契約中のパケットパックが自動適用されてしまうので高額請求となってしまうのできちんと手続きをしておきましょう。
■各種割引適用で5Gギガホは月額4,928円、5Gギガライトは月額2,178円から
・ファミリー割引の人数で最大月額1,100円割引の「みんなドコモ割」
割引としては同社の携帯電話回線を複数契約した場合に「ファミリー割引」を適用するとその回線数に応じて2回線なら月額550円、3回線以上なら月額1,100円が割り引かれる「みんなドコモ割」が5Gギガホ・5Gギガライトには適用されます。
みんなドコモ割はファミリー割引のグループ内における音声通話が可能な料金プラン(2in1、キッズケータイプラス、キッズケータイプランを除く)契約回線がカウント対象となり、ファミリー割引は三親等(法律上の三親等とは異なる)までの家族まで適用可能。もちろん、ひとりで複数回線を契約している場合でも対象となります。
・固定通信サービス「ドコモ光」契約で月額1,100円割引の「ドコモ光セット割」
ファミリー割引のグループ内に固定通信サービス「ドコモ光」を契約している回線がある場合に月額利用金から月額最大1,100円割引されます。なお、こちらは5Gギガホなどが何回線あっても月額最大1,100円割引です。
・毎年、dポイントが最大3,000ポイントもらえる「ずっとドコモ特典」
その他、割引ではありませんが、dポイントクラブのステージに応じて誕生月にdポイント(期間・用途限定)を最大3,000が進呈される「ずっとドコモ特典」も利用できます。もらえるポイントは以下の通り。ただし、特典を受けるには「dポイントクラブサイト」(spモード・パソコン)または専用獲得ダイヤル(*8470)にて申し込みをする必要があるのでご注意ください。
なお、NTTドコモでは「料金シミュレーション」を提供していますが、5G料金プランのシミュレーションは近日公開予定としています。すでにギガホ(ギガホ2含む)やギガライト(ギガライト2含む)を契約している場合には5Gギガホや5Gギガライトに移行しても比較的わかりやすいように思われますので、ひとまず、ギガホやギガライトにしたらどうなるかをチェックしてみても良いかもしれません。