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日産ノートに雪国待望の「e-POWER 4WD」誕生! プレミアムスポーティモデル「オーテック」も同時発売
日産自動車は7月5日、小型5ドアハッチバックカー「ノート」のシリーズハイブリッド仕様「e-POWER」に「4WD車(モーターアシスト方式)」を追加すると同時に、全車を一部改良。同日より販売開始した。
日産が「e-POWER 4WD」と呼ぶ同システムは、80kW/254Nmを発する前輪用のEM57型交流モーターに加え、3.5kW/15Nmを発する後輪駆動専用のN2型直流モーターを搭載。「2WD-4WD切り替えスイッチ」を「4WD」に設定すると、後輪用モーターは前輪駆動用のバッテリーから電力の供給を受けて0km/h発進時から後輪を駆動。前輪のスリップ量に応じて1/100秒単位で後輪へトルクを制御することで、雪道など滑りやすい路面でも安定した発進・加速を可能にした。
同時に行われた一部改良では、「e-POWER S」を除く全グレードに、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備。またガソリン車もe-POWERモデルと同様に、前方の歩行者検知が可能な仕様に機能を向上させた。
さらに、「e-POWER」の一部のグレードに採用していた「インテリジェント クルーズコントロール」と「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を、ガソリン車にも拡大採用している。
また、新たなボディカラーとして「サンライトイエロー」を追加。よりスポーティさを強調したスタイリッシュな「ブラックアロー」には、同サンライトイエローのボディにスーパーブラックのルーフの2トーンカラーを新たに設定することで、全22色の幅広いカラーバリエーションとした。
そしてオーテックジャパンは、セレナに続くプレミアムスポーティモデル第二弾として、ノート「オーテック」を設定した。
エクステリアにはメタル調フィニッシュをあしらった専用の前後バンパーやグリルを採用し、内装はブラックを基調としてブルーのアクセントを随所に加えている。
さらに、「e-POWERオーテック」のFF車には、16インチアルミホイール&タイヤ、強化サスペンション・ボディ・電動パワーステアリング、「ファインレスポンスVCM」といった、「e-POWERニスモ」に準じたチューニングメニューを採用した「スポーツスペック」を設定している。
価格はノート標準仕様が142万1280~264万600円、「シーギア」が179万3880~247万5360円、「ニスモ」が212万2200~275万8320円、「オーテック」が174万5280~248万760円、「助手席回転シート」仕様が163万1880~268万8120円、「助手席スライドアップシート」仕様が183万6000~203万6000円。