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日産、新型スカイラインを正式発表。高速道で手放し運転可能「プロパイロット2.0」搭載、車載Wi-Fiも
日産は16日、新型スカイラインを発表しました。今年で誕生から62年目となるスポーツセダンの名車は、高速道路での手放し運転が可能となる運転支援技術「プロパイロット 2.0」を初めて搭載します。
「プロパイロット 2.0」は、高速道路での手放し運転が可能となる運転支援技術。カーナビで目的地を設定すると、高速道路の本線合流語、出口までの運転を半自動で行います。ドライバーは座席に着席してルート分岐や車線変更、追い越しのタイミングを提案。ドライバーがスイッチ操作で承認することで、車線の変更も対応します。
自動運転技術は現在自動車メーカーやIT企業が競って開発しており、日産のプロパイロットもその1つに当たります。自動運転の技術水準を表す指標「自動運転レベル」に照らすと、プロパイロット 2.0は5段階中2段階目となる自動運転レベル2(部分的な運転の自動化)に相当します。ただし、レベル2の中でも高度な技術となっており、2020年に実用化が進むとみられているレベル3(一定条件下での完全自動運転)に近づいてきていると言えるでしょう。
このほか、新たにNTTドコモとの提携により、使い放題の車内LTEサービス「docomo in Car Connect」を提供。搭乗者のスマホなどで使える車内Wi-Fiが契約できるようになっています。料金は24時間プランが500円、30日で1500円、365日で1万2000円と、LTEの使い放題サービスにしては割安なプラン設定になっています。
新型スカイラインは2019年9月の発売。価格ハイブリッド車タイプは547万円〜、ガソリン車タイプは427万円〜となっています。プロパイロット2.0はハイブリッド車タイプの新型スカイラインで標準装備となっており、利用には年間2万2000円のNissanConnectサービスに入会する必要があります。