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日産、アンバサダー就任の木村拓哉氏が日産社員にエール
日産自動車は8月20日、社内向けであるイベント「ALL NISSAN MEETING」を開催。その中で、新しいブランドアンバサダーとして木村拓哉氏を迎えると発表した。
イベントでは日産自動車の星野朝子副社長らが登壇して、日産の開発や製造、販売現場からこれからの日産の幕開けに向けた期待や意気込みが語られたが、星野氏からは、そうした「日産の新たな幕開けを、社内だけでなく広く多くの人にも知ってもらうため、マーケティングとして新しい取り組みをしています」と紹介。新TVCMの映像を公開するとともに、新しいアンバサダーとして木村拓哉氏を迎えると発表した。
星野氏は新しいTVCMについて、「日産はこれからも変わらない、今こそ技術の日産でこの逆境を乗り越えていく、そういうわれわれの気概を込めた」と紹介。
日産の創業者の言葉に「他がやらぬことをやる」という言葉があると言い、その日産が新たに前に進むという思いを体現するために、もう1度新しいアンバサダーによる「やっちゃえNISSAN」というキャッチコピーを使うことにしたと説明した。
木村拓哉氏をアンバサダーに起用した理由について、技術の日産が人生を面白くするという技術力の高いブランドであることを、これまで培ってきたイメージを最大限に生かしつつ、ドライバー目線で共感いただきたいと言い、そうした思いを広く強くお客さまに届けるためにも、日本で長きに渡って多く方々に愛され続けてきた、そしてクルマが大好きという木村拓哉さん以外に思い当たる人はいなかったと説明した。
また、今回公開したTVCM「やっちゃえNISSAN 幕開け篇」に続いて「やっちゃえNISSAN ハマっちゃう篇」も用意していると紹介。日産の技術がお客さまの生活をどのように豊かにして、どういう風にしてハマって、そしてワクワクするものにしていくのかというのを木村さんに表現していっていただきたいと思っていると述べた。
さらに日産社員に向けて木村拓哉氏からビデオメッセージが届けられた。
木村氏はビデオメッセージの中で、アンバサダーに就任させていただいたことに対してお礼を述べるとともに、CMの撮影にあたって、いろいろな話を聞いたと語り「クルマ、あと技術、特に自動運転技術の進歩に本当に驚かされました。みなさんが本当に熱意を持ってこだわり抜いていることが伝わってきました。CMではそんな皆さんの“どんな逆境だって乗り越えていく”という熱い気持ちをメッセージに込めさせていただきました」とCMにかけた意気込みを語った。
また、自身も実際にスカイラインに乗ってプロパイロット2.0を体験したと言う。最初、運転中に手を離してと言われた際に、そういう経験が今までなかったので「これ、本当に大丈夫か?」と内心怖かったというが、すぐに慣れることができたと言う。
「何より自分で運転することとクルマに任せることを“選べるドライブ”というスタイルがとても新鮮で、ワクワクさせていただきました。あれはちょっとヤバいですね」と語ると、実際に試乗した際の映像も映し出され、「うわ、すごいな! 笑っちゃうな、これ。これホントに両手で隣のクルマに挨拶できるな」「おおー、勝手にウィンカーも出た! マジでこれ、作った人すごいな」と驚きを隠せない様子がうかがえた。
また、新しくなったブランドロゴについても触れ、「新しくなったこの日産のロゴ、サンライズ(日の出)をテーマに作られたと聞きました」と紹介。
そして最後に「みんなで一緒に新たな時代の幕開けを楽しみましょう! やっちゃえ NISSAN」と日産社員に向けてエールを送った。
なお、新しいTVCMは8月22日より放映が開始される。