プレゼンテーション「New C-Class Coupé プレス発表会」

メルセデス・ベンツ日本株式会社 / 技術

New C-Class Coupé プレス発表会

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メルセデス・ベンツ、「モダンラグジュアリー」を体現する新型「Cクラス クーペ」発表会

メルセデス・ベンツ日本は3月14日、東京都港区六本木にある「Mercedes-Benz Connection」にて、新型「Cクラス クーペ」のプレス発表会を行なった。

発表会はメルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏のプレゼンテーションから始まり「『Cクラス』は昨年の販売台数が2万1000台を超え、セグメントで№1、メルセデス・ベンツ全体の販売でも3分の1を占めるベストセラーモデルとなりました。先月発売を開始したCクラスのSUVモデル、『GLC』も好調なスタートを切らせて頂きました。そしてここでクーペもフルモデルチェンジし、最新のCクラスのラインナップが揃い、お客様の選択の幅がまた一段と広がることとなりました。さらにジュネーブショーで発表された『Cクラス カブリオレ』も年内には発表できるように準備を進めています」と話した。

続いて紹介されたのは、東京モーターショー2015でメルセデス・ベンツのブースのコンパニオンの衣装デザインなど手がけたファッションデザイナーの天津憂氏。メルセデス・ベンツ日本は2011年から「ファッション・ウイーク東京」というファッションショーに協賛していて、先代のCクラス クーペもこのショーで発表していた。

今回の新型Cクラス クーペだが、この発表会のあと「Mercedes-Benz Connection」にて開催される「メルセデス・ベンツ ファッションウィーク東京2016 秋冬コレクション」のオープニングレセプションで一般発表される。そして、天津氏はこのショーで新作デザインを発表することになっている。そこで今回はショーに先駆けて天津氏がデザインしたドレスをまとったモデルも登場した。

その天津氏に「ファッションデザイナーから見た新型Cクラスの印象は?」という質問が投げかけられた。それに対して「エレガントさのなかに力強さを感じるデザイン」であること。そして「ファッションにアンテナを張っている感度の高い方に乗ってもらいたい」ということだった。

次に登場したメルセデス・ベンツ日本のマーケティング・コミュニケーション部 部長 禰宜田(ネギタ)氏から新型Cクラス クーペの詳細などが説明された。

禰宜田氏は「Cクラス クーペの最大の特徴は美しいスタイリングとダイナミックな走行性能にあります。Cクラス クーペは今回のモデルチェンジにより、メルセデス最新のデザイン哲学“モダンラグジュアリー”を体現し、フラグシップモデルのSクラス クーペの流れを汲む最新メルセデスクーペの一員として生まれ変わりました」と紹介。

また、「Aピラーから後ろはクーペ専用にデザインされています。全体のシルエットはメルセデスクーペの伝統的プロポーションである流れるような美しいルーフラインと力強いリアデザインとなっています。これに加えて、サイドに走るドロッピングラインはセダンより長く、リアホイールアーチの後ろまで長く伸びることでよりスタイリッシュになっています。また、車高はセダンよりも25mm低くなり、スポーティな印象を与えています。細かいところでは、サイドミラーの取り付け位置はセダンがAピラーに付いているのに対して、AMG-GTなどのスポーツカーのようにドアに備えてあるのです」と話した。

このようにスタイル面の特徴を紹介し、そのデザインがもたらす性能についても紹介。「Cクラス クーペのデザインはエアロダイナミクスの面でも貢献しています。空気抵抗を示すCd値は0.26とセグメント最小の値になっています。この効果は燃費に貢献するだけでなく、風切り音も低減し、室内の静粛性向上にもつながっています」とのことだ。

このほかの特徴については写真付きで説明するのでそちらを見てもらうとして、続いては新型Cクラス クーペに搭載されたメルセデス・ベンツの安全運転支援「インテリジェントドライブ」について紹介しよう。

まずは「ディストロニック・プラス」で、これは2種類のレーダーを使い先行車を認識し、速度に応じた車間距離維持する機能。これに加えてステレオマルチパーパスカメラを搭載することで車線のカーブと先行車両認識をして、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする機能なども持つ。

次は「BASプラス」。これは先行車や前方を横切るクルマ、合流してくるクルマ、さらには歩行者との衝突の危険性を検知したときに、ドライバーに対してディスプレイ表示と音で警告し急ブレーキに必要性を訴え、ここでブレーキの踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を自動的に高める。そしてBASプラスの呼びかけにドライバーが反応しなかった場合、緊急自動ブレーキが作動する「PRE-SAFE」もある。

3つ目は追突事故の予防とその被害の軽減を行なう「リアCPA」だ。これはリアバンパー内のマルチモードレーダーにより、後方のクルマが衝突する危険性があると判断した場合、ハザードランプを点灯させて後続車のドライバーに警告すると共に、自車のドライバーにも危険を知らせ、シートベルトテンショナーを起動させることも行なう。それでも後続車が減速しない場合は自動でブレーキをロックさせて玉突き衝突など二次被害を軽減するサポートも行なう機能だ。

そして「アクティブレーンキーピングアシスト」には、大事故になりやすい対向車との衝突を防止する機能が新たに追加されている。

最後はリアバンパー左右のレーダーセンサーによって、車体の斜め後ろ、ミラーの死角エリアをモニタリング、そこに車両がいる場合はドアミラー内蔵のインジケーターが赤く点滅して注意喚起する「アクティブブラインドスポット」がある。この機能には側面衝突の危険を検知すると、コースを修正するためブレーキを自動制御する危険回避サポートも可能になっている。

このような内容のCクラス クーペにはC180 Coupe Sports(価格547万円)と、19インチホイール、ヘッドアップディスプレイ、メモリー付きパワーシートなどの装備が追加されたC180 Coupe Sports+(価格585万円)の2タイプがある。エンジンはどちらも1.6リッターの直列4気筒 直噴ターボ。ステアリングは右のみが設定される。