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装備を強化した最新の「メルセデス・ベンツSクラス」上陸
メルセデス・ベンツ日本は2017年8月9日、フラッグシップセダン「メルセデス・ベンツSクラス」のマイナーチェンジモデルを発表。同日、予約受注を開始した。
“W222”と呼ばれる6代目Sクラスが登場したのは2013年のこと。以来、世界中で30万台を超えるセールスを記録するなど、ラグジュアリーセダンの代名詞としてのポジションを守り続けている。そんなメルセデスのフラッグシップセダンがこの4月にマイナーチェンジされ、日本でもいよいよ販売がスタートする。
今回のマイナーチェンジでは、デザインの手直しに加えて、安全性を高める「インテリジェントドライブ」の機能強化やテレマティクスサービス「Mercedes me connect」の導入などがハイライトになる。
エクステリアは、フロントおよびリアのデザインをリニューアル。3本の光ファイバーを配したヘッドランプや、ツインルーバーを備えるラジエーターグリル、ワイドなエアインテークなどを採用することで、フロントマスクはより精悍(せいかん)に。一方、リアは“クリスタルルック”のLEDリアコンビネーションランプや、左右のエキゾーストエンドを結ぶクロームトリムなどにより、存在感が高められた。
メルセデスの“統合的安全性”を実現するインテリジェントドライブは、新機能の追加や機能強化が行われている。例えば、ステアリングアシスト付きのレーダークルーズコントロール「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付き)」は、停止後30秒以内であればドライバーの操作がなくても自動的に発進可能に。また、高速道路でウインカーを操作するだけで自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」や、緊急時のステアリング操作をアシストする「緊急回避補助システム」など、現行型の「Eクラス」に準ずる機能が与えられている。ステレオカメラからの情報をもとに自動的に配光パターンを調整する「マルチビームLED」には、新たにハイビームを補う「ウルトラハイビーム」機能が追加された。
“このSクラスが初導入となるテレマティクスサービスのMercedes me connectでは、「安心安全サービス」「快適サービス」「おもてなしサービス」の3つを提供。安心安全サービスは、事故発生時に自動または乗員の操作によってコールセンターに通報する24時間緊急通報サービスなどを最長10年間無償で提供。快適サービスでは、スマートフォンから車両の状況が確認できるとともに、ドアのロック/アンロック、駐車位置検索、さらには、車外から車庫入れ/車庫出しができる「リモートパーキングアシスト」を可能としている。さらに、オペレーターが施設検索やレストラン/ホテルの検索・予約などを行う「メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス」を開始する(2017年8月14日サービス開始予定)。
ラインナップは、3リッターV6ツインターボを搭載する「S400」、気筒休止機構を備える4リッターV8ツインターボを搭載する「S560ロング/S560 4MATICロング」、6リッターV12を積む「S600ロング」、「メルセデスAMG GT」の流れをくむ4リッターV8ツインターボを搭載する「メルセデスAMG S63ロング/S63 4MATIC+ ロング」、そして、V12エンジン搭載の「メルセデスAMG S65ロング」で、価格は以下の通り。”
・S400:1128万円
・S560ロング:1646万円
・S560 4MATICロング:1681万円
・S600ロング:2331万円
・メルセデスAMG S63ロング:2451万円
・メルセデスAMG S63 4MATIC+ ロング:2491万円
・メルセデスAMG S65ロング:3323万円
なお、納車は2017年9月上旬に開始されるが、S560ロング、S600ロング、メルセデスAMG S63ロング、メルセデスAMG S65ロングの4モデルについては、2017年12月ごろとなる予定。