日本経済新聞
ベンツ、シャープな外観の新型「CLS」発売
メルセデス・ベンツ日本(東京・品川)は25日、4ドアクーペ「CLS」の新モデルを国内で発売したと発表した。従来のデザインを踏襲しながらも、前面部はサメを思わせるシャープな印象を与えるようにした。側面部はラインを少なくしてなめらかにした。エンジンにはCLSで初めてハイブリッド車(HV)モデルを投入した。
新型CLSの2モデルの販売を国内の正規ディーラーで始めた。サメをモチーフに前面をすぼめたデザインにし、ヘッドライトは内向きに傾斜を付けて配置した。実際よりも長く見えるように仕立てている。
2モデルのうち「CLS 450 4MATIC スポーツ」には直列6気筒エンジンを搭載したほか、電源が48ボルトのマイルドハイブリッドHVを採用した。同モデルの価格は1038万円。
安全運転支援機能には17年に発売した最高級セダン「Sクラス」と同等の機能を盛り込んだ。スマートフォン(スマホ)からの遠隔操作で駐車・出庫でき、高速道路を走行中に自動で車線を変更する。
「Sクラスが最先端技術を盛り込むモデルだとすると、CLSは最先端のデザインを盛り込むモデルだ」。都内で開いた製品発表会で、上野金太郎社長はこう説明した。