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メルセデス・ベンツ 電動スーパーチャージャーを搭載した新モデル「AMG E 53 4MATIC+/AMG CLS 53 4MATIC+」発表
メルセデス・ベンツ日本は2018年9月6日、「メルセデス AMG 53シリーズ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文受付を開始した。
「メルセデスAMG 53シリーズ」は直列6気筒エンジン、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システムおよび電動スーパーチャージャーを組み合わせ、さらに可変トルク配分を行う、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を採用するなど走行性能を追求する一方、快適性能も維持し、トータルバランスに優れたモデルだ。
「メルセデス AMG 53シリーズ」に搭載される新型M256エンジンは、電化を前提にして設計された初めてのパワーユニットで、S450に搭載されるエンジンに大型のターボを組み合わせることにより、単体で最高出力435PS(320kW)、最大トルク520Nmを発生する(S450比 最高出力+68PS(50kW)、最大トルク+20Nm)。
また、排気によるターボチャージャーが効果を出しづらい、低回転域で過給を行う「電動スーパーチャージャー」を搭載することにより、ターボラグを解消。「電動スーパーチャージャー」と「ISG」による動力補助および排気ターボチャージャーとの組み合わせで、あらゆる回転域で俊敏なエンジンレスポンスを実現している。
ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現する。
高性能エンジンのパワーを四輪に最適配分するメルセデスAMGが開発した新しい四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を搭載した。前後トルク配分が50(前):50(後)から0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行うことで、ハイパワーを四輪へ最適に配分。発進時はもちろん高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇る。
“「AMG RIDE CONTROL+」は高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にするシステムとなっており、特にスポーティなスプリング/ダンパー設定と連続可変ダンパーの「ADS+(アダプティブダンピングシステム)」を採用したマルチチャンバー型エアサスペンションは、卓越したドライビングダイナミクスと優れた快適性を同時に実現する。
また、各輪の減衰力をその時点の走行状況および路面状態に合わせて自動で調整。あらかじめ選択できるダンピング特性には「コンフォート」「スポーツ」「スポーツプラス」の3モードがあり、長距離走行向けの優れた快適性からスポーティなドライビングダイナミクスに至るまで、はっきりと体感できるほど異なる設定となっている。
さらに、ボタンを押すことで車高を上げることができ、駐車場のスロープなどでも気を遣わずに運転することも可能にした。”
“フロントのデザインはモデルにより異なり、フロントグリルにはEクラスセダンおよびステーションワゴンはダイヤモンドグリル、EクラスクーペおよびカブリオレとCLSには、さらにスポーティなシルバークロームのツインブレードフロントグリルが採用されている。
フロントスポイラーにはシルバークロームのフロントスプリッターを備えた。左右エアインテーク部にはシルバークロームの水平フィンが2本ずつあしらわれ、その外側にブラックのフリックを採用。CLSでは、さらにサイドエアカーテンが装備され、Cd値の低減に貢献している。また、ボンネットフードにはパワードームがあしらわれ、スポーティな印象となっている。”
“サイドビューで目を引く20インチのハイグロスブラックとシルバーのツートーン5ツインスポークアルミホイールは、引き締まった、スタイリッシュな印象を与える。
また、AMG専用のサイドスカートはダイナミックなシルエットを与える大型のものになった。
“「53 シリーズ」にはメルセデスAMG最新世代で、Eクラス、Sクラスの63シリーズにも採用されている「AMGパフォーマンスステアリングホイール」が採用される。上質かつスポーティなデザインとなっているほか、ステアリングから手を放さずに、ナビゲーション の操作や車両の設定などが行える「タッチコントロールボタン」や「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を操作するスイッチも備えており、操作性の向上にも寄与する。
空中に浮かんでいるように見え、インストゥルメントクラスターとなるコックピットディスプレイは、2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合。ドライバーの視野に直接入るべきさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備えている。なお、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」「スポーツ」「プログレッシブ」の3種類の中から好みで設定することができる。
またインストゥルメントクラスターに表示することができるAMGメニューでは、エンジンオイル温度、トランスミッションオイル温度、前後及び 横方向の加速度、エンジンの出力およびトルク、過給圧、タイヤ温度および空気圧、車両設定状況などを表示する。”
価格は12,020,000円〜12,740,000円(消費税込み)。
“なお「メルセデスAMG 53シリーズ」には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期 メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ 更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。
また、メルセデス・ケア期間中には、希望モデルを3回無料で利用できる週末貸出サービス「シェアカー・プラス」も利用可能だ。
さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換を パッケージでご提供する「メンテナンス プラス」が用されている。”