日刊工業新聞
ベンツが大手ゼネコンとタッグを組む理由 家と自動車が共存する未来生活の体感施設「EQハウス」を開設
メルセデス・ベンツ日本(東京都品川区、上野金太郎社長、03・6369・7200)と竹中工務店は12日、家と自動車が共存する未来生活の体感施設「EQハウス」を東京・六本木に13日開設すると発表した。CASE(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)の普及を想定し、電気自動車(EV)や人工知能(AI)など先端技術を使った空間を提案する。
施設は約2年の期間限定。リビングにメルセデス・ベンツ初のEV「EQC」を置いたほか、施設中央の透明ガラスに車や家の情報を表示する。音声や手の動きで照明や空調を操作でき、AIがユーザーの好みを学習する。竹中工務店が設計や施工を担った。
EQCは19年夏をめどに日本で投入予定。EQハウスを通じEQブランドを周知していく。