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メルセデスと竹中工務店がコラボした「EQ House」を期間限定でオープン
EVブランド「EQ」と建築を組み合わせた体験施設
メルセデス・ベンツ日本と竹中工務店がコラボレーションし、モビリティとリビングの未来の形を具現化した体験型施設「EQ House(イーキューハウス)」を東京・六本木に約2年間の期間限定でオープンした。
「EQ House」は、ダイムラー社が2016年に提唱した中長期戦略「CASE」が普及した未来のライフスタイルを、竹中工務店の最先端のデザインと技術で具現化した体験型施設。日本で展開する「EQモデル」を展示するほか、様々なコラボレーションイベントやコンテンツを通じてモビリティとリビングの未来の形を実際に体験することができる。
建築にAI(人工知能)を採用したことで人とダイレクトに繋がることを可能にしたほか、デジタル情報を活用した最先端の設計・生産技術を採用している。
メルセデス・ベンツ日本は、これまでも「CASE戦略」に基づき、カスタマーの生活をより便利にするための製品やサービスを展開。2019年は電動モビリティを包括するブランド「EQ」を日本で本格展開する。一方、竹中工務店は「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」ことを経営理念とし、多様なカスタマーのニーズに応える建築を実現してきた。
建築に命が宿っているかのような感覚
「EQ House」は家自体が自ら学び、成長する。建物中央に設置された透明なガラスインターフェースには、情報が浮かびあがり、人の手の動きや声により照明や空調などの室内環境をコントロールすることができる。さらに、AIを搭載することで、それぞれの好みや快適性を学び、よりカスタマイズされた快適な空間で生活することが可能になるという。
これら建築一連のサービスは、竹中工務店が開発したビルコミュニケーションシステムにより実現。人と環境の双方に対してダイレクトに繋がる建築は、自然の一部のようにも見え、まるで建築に命が宿っているかのように感じることが可能になる。
デジタル情報を活用した設計・生産技術
1200枚に及ぶ外観パネルは、1年365日の日照パターンすべてをシミュレーションした結果、より最適な形状と配置を決定。また、各パネルは個別のIDで管理されており、スマートグラスなどのウェアラブルデバイスを通して、タイムリーに設置場所などの必要な情報を提供し、建築現場での作業を支援する。
「EQ House」は3月13日から、約2年間にわたって東京都港区六本木の「Mercedes me Tokyo」に隣接する敷地にオープン。営業時間は10時〜20時、定休日は「Mercedes me Tokyo」に準じている。