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メルセデスAMG GT 4ドアクーペを発表。ライバルはズバリ、ポルシェ パナメーラ
2019年2月14日、メルセデス・ベンツ日本は「メルセデスAMG 4ドアクーペ」を発表し、注文受け付けを開始した。ユーザーへのデリバリーは5月以降を予定している。(タイトル写真は、左がメルセデスAMG社 AMGスポーツカー 商品企画 統括のサイモン・トムス氏、右がメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長)
2ドアGTのハイパフォーマンスはそのままに、ファミリーユースにも使える!
AMGの販売状況は日本でも好調で、2018年は対前年比+6.3%の7606台を登録した。
そんなメルセデスAMGのオリジナルモデル第3弾が、この4ドアクーペだ。メルセデスAMGのアイデンティティである究極のハイパフォーマンスを持ちながら、官能的なデザインと広い室内空間および4ドアの利便性を兼ね備え、パフォーマンスやデザイン性を求めながらも、日常生活での使い勝手にも妥協をすることができないユーザーの要望に応えるモデルだ。
2ドアクーペのGTのシャシをベースにしながら、適切な箇所に補強を実施し、軽量・高剛性を実現している。全長は2ドアクーペGTより510mm(ホイールベースは320mm)長く、全幅も14mm、全高も160〜170mmほど大きい。
上下方向に細く、幅の広いデザインのマルチビームLEDヘッドライト、AMGのトップモデルがまとう、縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエターグリル、逆スラントした「シャークノーズ」など、AMG GT ファミリーならではのパフォーマンスを感じさせるデザイン要素をふんだんに盛り込んでいる。
インテリアの大きな特徴は、乗車定員が5人であることと高い積載性だ。リアシートは大人であっても十分な空間が確保され、ラゲッジスペース容量は最大で461L(直6搭載車は456L)、さらにリアシートを倒せば最大1324Lまで広がる。
最新のメルセデス車がそうであるように、2つの12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイやタービンエンジンを想起させるエアアウトレットなど、インテリアは高級感がありながらパフォーマンスの高さも感じさせる。
搭載されるエンジンは、2ドアクーペGTと同じ4.0L V8直噴ツインターボのほかに、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)をを備えた3.0L 直6ターボも搭載。このエンジンはパワースペックの違う2種類を設定している。
4LのV8ツインターボ搭載の「63S」は639ps/900Nm、直6ターボ+ISGは435ps/520Nm(「53」)と367ps/500Nm(「43」)を発生する。
車名の「4MATIC」が示すとおり、駆動方式はフルタイム4WDで、前後トルク配分は、前50:後50〜前0:後100まで可変する。
63Sは4WS機構も備えている。
なお、メルセデスAMG GT 4ドアクーペの発表を記念した特別仕様車「63S エディション1」も受注を開始した。
21インチの専用ホイールやエアロダイナミックパッケージを採用し、インテリアもイエローをアクセントにナッパレザーが用いられている。
メルセデス先進の安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」や、テレマティクスサービスの「メルセデス ミー コネクト」は全車に標準装備。最大のライバルは、ポルシェ・パナメーラだろうか。日本車では味わえない、最高級4ドアGTクーペの世界が、ここにある。