プレゼンテーション「メルセデス・ベンツ GLC&GLCクーペ 発表会」

メルセデス・ベンツ日本株式会社 / 技術

メルセデス・ベンツ GLC&GLCクーペ 発表会

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メルセデス・ベンツの売れ筋SUV「GLC」&「GLCクーペ」がマイナーチェンジ! 日本での受注をスタート

「ハイ、メルセデス」や最新安全運転支援に対応

メルセデス・ベンツ日本は、マイナーチェンジを受けた「GLC」および「GLCクーペ」を日本で発表。2019年10月3日より注文を受け付けている。

GLCシリーズは、メルセデス・ベンツのベストセラーサルーン、CクラスをベースにしたミドルクラスSUV。Cクラスと同等の安全、快適、経済性を備えながら、高いアイポイントや余裕のある室内空間を両立し、同社製SUVの中での最量販車種となっている。

マイナーチェンジを受けたGLC及びGLCクーペは内外装を一新するとともに、「ハイ、メルセデス」でお馴染みの自然対話型音声認識システム、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)や最新の運転支援システムを搭載する。

新GLC、および新GLCクーペの最大のハイライトは、最新のソフトウェアの搭載により、安全性能やインフォテインメントが最先端の“メルセデス基準”になったこと。

全車に標準装備する最新世代の運転システムには、さらなる機能強化としてアクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付き)を追加。対向車線を横切るように右折する際、いわゆる右直衝突の危険を検知した場合、車速10km/h以下であれば自動ブレーキが作動する。対向車の検知は、長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを併用して行なう。

「ハイ、メルセデス、少し寒いんだけど」と声をかければエアコンの調整を自動で行ない、他にもナビ操作や音楽選択、メッセージの入力などを行なう対話型インフォテインメントシステムのMBUXも搭載。また、ダッシュボード中央には10.25インチのワイドスクリーンを標準装備し、インストゥルメントパネルには高精細の12.3インチディスプレイを備える。

“癒し”や“元気”を与える「第三の空間」として

効率化とスピードが重視される現代では、人はこれまで以上に平穏を求めている。そうした観点からクルマを静養と回復をもたらす「第三の空間」として捉えようと、昨今のメルセデス・ベンツが力を入れているのがエナジャイジング(活性化)。新GLCとGLCクーペにはエナジャイジング コンフォートと呼ぶアメニティ統合制御プログラムを搭載。気分によってリフレッシュ/バイタリティー/トレーニングの3モードから演出を選択すれば、各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽などを総合的にコントロールして快適性を高める。

また、エナジャイジング コーチ機能も備え、別売のGarmin製スマートウォッチを装着すれば、高度なアルゴリズムに基づき走行時間を計算、ドライバーのストレスレベルや睡眠の質などのデータも活用したうえで、運転手をサポートするモードを提案。さらに、シートクッションやバックレストのわずかな動きを検知して、着座姿勢の変更をサポートするエナジャイジング シート キネティクスも搭載する。

その他、24時間緊急通報サービスやスマートフォンのロック&アンロック操作、自車位置検索などが可能なテレマティクスサービス Mercedes me connectも標準設定される。

ガソリン/ディーゼルともに最新世代の直列ユニット

ラインナップは、GLC、GLCクーペともに2.0リッターディーゼルターボを積んだ「220d」、2.0リッターガソリンターボの「300」、3.0リッターV6ガソリンツインターボの「メルセデスAMG 43」、4.0リッターV8ガソリンツインターボの「メルセデスAMG 63」および「メルセデスAMG 63 S」を用意する。すべて電子制御四輪駆動 4マティックを組み合わせる(63および63 Sは4マティック プラス)。

「220d」には、194ps/400Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。シリンダーブロックとピストンそれぞれに熱膨張率の異なる素材を採用、独自に開発した表面コーティングのNANOSLIDEを採用するなど、摩擦を可能な限り低減して効率性を高めている。排出ガスの浄化経路を短くし、sDPF(選択触媒還元法コーティング付き粒子状物質除去フィルター)を採用することで、欧州で導入されているRDE(実路走行試験)規制にも適合したクリーンディーゼルだ。

2.0リッター直列4気筒ターボ ガソリンエンジンを積む「300」は、出力を従来の250 4マティック スポーツと比較して47ps向上、トルクを20Nmアップして最高出力258ps/最大トルク370Nmを獲得した。

すべてのユニットには9速オートマティックトランスミッション、および前後31対69のリヤ寄り固定トルク配分となる四輪駆動システム 4マティックを組み合わせる。

エクステリアデザインは、フロントにクローム仕上げのアンダーガードを備え、ボンネット上には2本のパワードームを採用。ラジエターグリル内にはツインルーバーが収まる。リヤはバンパーとエキゾーストエンドを一新。フルLEDコンビネーションランプもデザインを変更し、後ろ姿の存在感をさらに高めた。

インテリアは最新のメルセデス・ベンツに共通するデザインや装備となった。Sクラスと同じデザインの最新世代ステアリングホイールを採用。ステアリングから手を離すことなく、ナビゲーションの操作や車両の設定を司るタッチコントロールボタンや、ACCのアクティブ ディスタンス アシスト ディストロニック(自動再発進機能付き)を操作することができる。

V6の「43」、V8の「63」もラインナップ

新型GLCおよびGLCには、メルセデスAMGが専用開発した高出力V型ユニットとハイパフォーマンス向けの四輪駆動システムを備えた「43シリーズ」と「63シリーズ」もラインナップする。

43シリーズには、ターボの大型化と制御の改良により従来モデル比で23psの高出力化に成功。最高出力390ps&最大トルク520Nmを発揮する。エクステリアでは、43シリーズとして初めて縦型ルーバーを配したパナメリカーナグリルを採用。前後ともに空力に配慮した新設計のエプロンを装着し、リヤにはツインラウンドテールパイプを装備する。

63シリーズの四輪駆動システムは、4マティック プラスを搭載しており、前後トルク配分が50対50から0対100の範囲で可変制御される(43シリーズは31対69の固定)。電子制御LSDも装備し、トラクション性能を高めた。

新GLCおよびGLCクーペの納車開始は2019年11月頃、AMGモデルは同12月頃を予定している。