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【メルセデスベンツ Eクラス 改良新型】上野社長「中核モデルとしてふさわしい進化をとげた」
メルセデス・ベンツ日本は9月10日、内外装デザインの一新や新世代ステアリングの採用など一部改良した『Eクラス』の受注を開始した。メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長はオンライン発表会で「メルセデスの中核モデルとしてふさわしい進化をとげた」と述べた。
上野社長は「新型はデザインを一新、新しい技術の採用により安全性と快適性をさらに向上し、生まれ変わった」とした上で、「新世代ステアリングホイールを初採用したほか、対話型インフォテイメントシステムMBUXや最新の安全運転支援システムを搭載するなど、メルセデスの中核モデルとしてふさわしい進化をとげた」と強調した。
このうちデザインに関して、メルセデス・ベンツ日本で2013年からEクラスの商品企画を担当する渡辺彬氏は「デザインの大幅な変更で、シャープでダイナミックな印象を強めた」と説明。さらに「日本仕様ではよりその印象を強調すべく、AMGラインエクステリアが多くのモデルで標準化されている。一方、E450にはスリーポインテッドスターがボンネットマスコットとして輝くメルセデスの伝統的なデザインを採用している」と明かした。
また新世代ステアリングホイールについては「新型Eクラスで初めて実車に搭載した。今まで高速道路などでディスタンスアシストディストロニックを作動させている時、ステアリングを握っているのに、ステアリングを握ってという警告が出ることがあったが、今回からリム全体に静電容量式センサーを備えたパッドを採用したことにより、握っているのに握っていないと判断されることはなくなる」と述べた。
対話型インフォテイメントシステムMBUXも進化している。「日本初のAR(仮想現実)ナビゲーションも搭載し、センターディスプレイ上に現実のクルマの前に広がる景色が映し出され、そこに進むべき道に矢印が表示されるという新しい機能。これまで五差路などわかりにくかった道も、だいぶわかりやすくなる」と渡辺氏は話していた。
一部改良したEクラスの価格は、セダンが769万‐1867万円、ステーションワゴンが810万~1912万円、クロスオーバーモデルのオールテレインが938万円となっている。今回はセダン、ワゴン、オールテレインがリリースされたが、上野社長によると「クーペ、カブリオレも間もなく発表する予定」とのことだ。