クリッカー11周年
2021年内にボルボ初の100%ピュアEV「XC40 Recharge Pure Electric」を日本で発売
■プラグインハイブリッドの「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」をオンラインで発表
ボルボは、「全ブランドの電動化を実現する、最初のプレミアムブランドになる」と宣言しています。
2020年8月25日、プラグインハイブリッドの「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」をオンラインで発表したボルボ・カー・ジャパンは、2020年内にすべての国内向けモデルから内燃機関のみの車両をなくして、全モデルをプラグインハイブリッドもしくはマイルドハイブリッドの48Vハイブリッドにすると発表しました。
今回、XC40にプラグインハイブリッドの「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」が導入されたことで、全ラインナップにプラグインハイブリッドモデルが設定されたことになります。
「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」にも使われている新しいプロダクトラインの「Recharge (リチャージ)」は、「外部充電可能」という意味で、100%電気自動車(バッテリーEV)とプラグインハイブリッド車の呼称として使われることになります。
それにより、従来、プラグインハイブリッドモデルの車名として使われていた「Twin Engine」という名称が廃止され、今後は「Recharge Plug-in hybrid」になります。また、電動化の次のステップとして、ボルボブランド初の電気自動車(BEV=バッテリー・エレクトリック・ビークル)となる「XC40 Recharge Pure Electric」を2021年内に日本導入予定と明らかにしました。
今回、各モデルに導入される48VハイブリッドパワートレーンであるB4、B5、B6は、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの動力補助を行うハイブリッドシステムを搭載しています。
●電動化車両はエンジンもさらなる高効率化が図られる
これらの電動化車両はエンジン本体にも改良が施されていて、約90%ものパーツが新設計になっており、徹底したフリクションロスの低減やCDA(シリンダー・ディ・アクティベーション:気筒休止)システムが導入され、48Vハイブリッドシステム化と共に、実用域での燃費向上も果たされています。
ボルボは、今後5年間で電気自動車(バッテリーEV)を5モデル導入する計画としていて、2025年までに世界販売台数の50%を電気自動車(バッテリーEV)、残りをハイブリッド車(PHEV、48Vハイブリッド)とする目標を掲げています。また、2040年までにクライメートニュートラル企業になることを宣言しています。これは、2015年にパリ協定で採択された「地球温暖化による気温の上昇を、産業革命前の水準から1.5℃までに留める」という目標に基づく具体的な行動計画です。
全モデル電動化による車両からの排出ガス削減だけでなく、ボルボが最先端を行く別の分野での対応も視野に入れており、ボルボは生産ネットワーク、より広範囲の企業活動、およびサプライチェーンからのCO2排出量削減に取り組むとしています。
今回「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」と共に発表された、車両の電動化だけでなく、開発、生産やサプライチェーンまでのすべての企業活動において環境負荷を低減しサステイナビリティを推進。ボルボの社是ともいえるコアバリューの「安全」に加えて、「環境への配慮」をより強く推進するとしています。