プレゼンテーション「Ferrari GTC4Lusso T ジャパンプレミア」

フェラーリ・ジャパン株式会社 / 技術

Ferrari GTC4Lusso T ジャパンプレミア

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V8ターボにFR採用の「GTC4ルッソT」日本上陸

V8ターボにFR採用の「GTC4ルッソT」日本上陸
V型12気筒エンジンを搭載したフェラーリ「GTC4ルッソ」のバリエーションとなる、V型8気筒ターボエンジンの「GTC4ルッソT」が日本に登場した。価格は2,970万円。

V8ターボ専用にチューニング
この「GTC4ルッソT」に搭載されるエンジンは2016年のインターナショナルエンジンオブザイヤーを受賞したV型8気筒エンジンの進化型で、排気量は3,855cc、最高出力449kW(610ps)/7,500rpm、最大トルク760Nm/3,000-5,250rpmを発生。最高速度は320km/h以 上、0-100km/h加速3.5秒、0-200km/h加速は 10.8秒を記録する。

V型8気筒ターボエンジンとFRレイアウトとなるGTC4ルッソTは、V型12気筒バージョンと同等のハンドリング特性を維持しつつ、よりスポーティーな感覚を際立たせるようビークルダイナミクスが再調整された。

車輌総重量の軽量化と前後重量配分を46:54とリア寄りに設定することで、4WSとSCM-Eコントロールシステムに専用のセッティングを採用。これらのビークル ダイナミック コントロール システムによって、軽快かつロールを抑えた感覚をドライバーにもたらすという。

また、F1-TracとE-Diff電子ディファレンシャルの統合によって、左右後輪のトラクションとトルク伝達を最適化。また、ミディアムグリップ路面でのコントロール性も向上させている。

Ferrari GTC4 Lusso T|フェラーリ GTC 4ルッソ T
V8ターボにFR採用の「GTC4ルッソT」日本上陸(2)
多機能を求める若年層がターゲット
さて、同じボディで12気筒と8気筒が存在する例は過去フェラーリではなかったことだ。フェラーリ極東・中東エリア統括CEOのディーター・クネヒテル氏は、「週末のロングドライブだけではなく、日常のドライブにも適したスポーツ性と多用途性を備えたクルマを求めるユーザーをターゲットにしています」と述べる。

カスタマープロフィールは、「30歳から40歳の若年層です。これら新規カスタマーは、エレガントな、これまでとは違うクルマを求めていますが(つまりGTC4ルッソ)、四輪駆動は必要としていないのです」としたうえで、その使い方は「毎日の通勤はもちろん、スポーツを楽しみにビーチへ行ったり、子どもの学校への送迎、またパートナーと夕刻にドライブを楽しんだりするために、さまざまな使用条件に応える多彩な機能性を重要視しているのです。このことから、GTC4ルッソTを導入しました」とコメントした。

ターゲットのより具体的な使用用途として、今回の発表会では3つの例が挙げられた。ひとつはビジネスシーンとして、ビジネスエグゼクティブ が日常的にビジネスシーンで使う例や、アクティブな女性がボディボードに行くなどの例、そして、子どもの送迎や4人家族でのロングドライブへ行くシーンで、極めて日常的にフェラーリを使うことを想定していることを強調した。

また、俳優の伊勢谷友介氏と雑誌VERY専属モデルのクリス-ウェブ佳子氏のトークショーも行われ、それぞれにGTC4ルッソTをどのように乗りたいかと問うと、伊勢谷氏は「高速道路も楽しみたいし、ハンドリングが気持ちいいので、地方のワインディングも走ってみたい。温泉などに思いつきで行きたいですね」と普段はバイクに乗ることから、走行性能に視点を置いたコメントであったのに対し、クリス-ウェブ佳子氏は、「自分は助手席専門なので、運転好きのママ友と4人で乗り女子会をしたい」と述べ、4人乗りで気楽に乗ることが出来るフェラーリであることを強調していた。