日本経済新聞
トヨタ決算発表
Live トヨタ決算発表
2018/5/9
13:30-
トヨタ自動車が発表した2018年3月期の連結決算で、純利益は2兆4939億円と日本企業としての過去最高額を更新した。19年3月期の純利益見通しは2兆1200億円。豊田章男社長は「自動車産業は生死を賭けた闘いが始まっている」との認識を示したうえで、「100年に一度の大チャンスにする」と強調した。「トヨタらしさを取り戻す」と、原価低減などに一層取り組む考えも示した。ライブ分析で迫った。
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5/8
15:18
トヨタ自動車があす午後1時半に決算発表をします。豊田章男社長らの記者会見をライブ中継すると同時に、担当記者が解説していきます。
5/8
15:20
決算発表前日、トヨタの株価は小幅安となりました。
5/8
15:22
足元では円安傾向ですが、トヨタが今期の為替前提をいくらにするかにも注目が集まります
5/8
15:25
アナリストの見方を紹介していきます。まずはゴールドマン・サックス証券の湯沢康太氏。19年3月期の自動車販売台数を中国を除いて前期比横ばいの900万台とみます。
5/8
15:31
米国市場の販売台数はどうなるでしょうか。トヨタのシェアは15%。市場のスローダウンに無傷では済まず前期比で減少する、というのが湯沢氏の見立てです。
5/8
15:34
フルモデルチェンジする「RAV4」の販売動向も鍵を握ります。TNGAという新たな生産手法を使ったRAV4は、トヨタにとって失敗できない車になっています。湯沢氏は下期の新車投入でどれだけ盛り返すか注目しています。
5/8
15:42
3カ月前、2017年4~12月期決算の記事です。このときトヨタは年間計画を上方修正しています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26593380W8A200C1MM8000/
トヨタ純利益最高の2.4兆円 18年3月期、米減税追い風
トヨタ自動車は6日、2018年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を上方修正した。純利益は前期比31%増の2兆4000億円と、2期ぶりに最高益を更新する。従来予想(1兆9500億円)から4500
5/8
17:20
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の杉本浩一アナリストです。自動車メーカーが直面するCASE(コネクテッドカー、自動運転、シェアリング、電動化)など次世代技術の競争への経営陣の危機感を注視している、としています。
5/8
17:28
トヨタは経費増や為替影響を克服するため、原価低減や営業努力を進めています。販売や生産のコストは台数に見合っているのか。杉本氏のチェックポイントはそこにあります。
5/8
17:29
トヨタの1株当たりの配当をグラフにしました。株式市場は配当や自社株買いといった株主還元策にも関心を寄せています。
5/8
17:31
トヨタ決算発表の注目点です。
5/9
08:54
東京都文京区にあるトヨタ自動車東京本社です。小雨が降り、吐く息が白くなる寒い朝を迎えています。午後1時半から決算発表の会見が開かれます。
5/9
09:02
決算発表当日、トヨタの株価は続落で始まりました。
5/9
09:12
ナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹氏です。円高の影響が大きく、19年3月期は減益予想もありうるとみています。製品価格の引き上げや原価低減活動による「真水」の収益力に注目しています。
5/9
09:17
トヨタは4月に都内の販売会社を統合する方針を決めるなど、足腰の強化に動いています。国内販売事業は人口減少や若者のクルマ離れへの対応が課題となっています。(東京都港区)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO28889290S8A400C1EA1000/
5/9
09:19
トヨタの18年3月期の自動車販売台数は1044万台と前期より増えました。中西氏は19年3月期はあまりよくないのではないかとの見方を示します。経営陣から原因分析や改善策を聞きたいとしています。
5/9
09:21
特に注目なのが北米です。自動車メーカーは販売店に対して奨励金を出していますが、重い負担になっています。米国市場全体で奨励金が増加傾向にあるなか、トヨタが引き下げに踏み切ることは難しいと、中西氏はみます。
5/9
09:21
特に注目なのが北米です。自動車メーカーは販売店に対して奨励金を出していますが、重い負担になっています。米国市場全体で奨励金が増加傾向にあるなか、トヨタが引き下げに踏み切ることは難しいと、中西氏はみます。
5/9
11:32
午前中の取引は1%安で終わりました。今回の決算発表は午後の取引時間中で、市場関係者の関心を集めています。
5/9
11:32
午前中の取引は1%安で終わりました。今回の決算発表は午後の取引時間中で、市場関係者の関心を集めています。
5/9
12:31
午後の取引が始まりました。決算発表まであと約1時間です。
5/9
12:33
東京都文京区のトヨタ自動車東京本社です。午後1時半からの記者会見に向け、報道各社のカメラマンがはやくも会場に入りました。
5/9
12:42
今回の本決算説明会は初めて、投資家も出席する予定です。海外を含めて20人を超える人が参加するとみられます。
会見は2部制で合計90分を説明にあてます。投資家向けにも経営方針を伝えたいというトヨタの考えがみてとれます。
5/9
12:44
午後1時半からの会見会場に入るため、報道各社の記者が長い列をつくりました。(東京都文京区)
5/9
12:45
記者会見が開かれる会議室に入りました。180席ほどあるそうです。
5/9
12:50
決算を説明する記者会見の第1部は、13時半から始まります。小林耕士副社長と白柳正義専務役員が説明します。
5/9
12:53
記者会見開始まであと30分あまり。報道陣がぞくぞくと集まっています。
5/9
12:54
テレビ各局のカメラも並びます。
5/9
12:55
外国メディアの姿もみえます。
5/9
12:58
大勢の記者やカメラマンが会場につめかけています。
5/9
13:13
記者会見が近づき、会場の緊張感が高まってきました。
5/9
13:18
投資家向けの席も会見場の前列に用意されていました。
5/9
13:23
会見開始10分前。会場の席はほぼ埋まりました。
5/9
13:25
トヨタの18年3月期の純利益は前の期比36%増の2兆4939億円でした。
5/9
13:26
資料が配布されました。
5/9
13:26
決算発表を受けて株価は上昇に転じました。
5/9
13:26
トヨタの19年3月期の純利益見通しは前期比15%減の2兆1200億円の見通しです。
5/9
13:26
会見に先立ち決算が開示されています。
5/9
13:26
トヨタは18年3月期の配当を220円と前の期に比べ10円増やします。
5/9
13:27
13:25、決算資料の配布が始まりました。
5/9
13:27
トヨタの18年3月期の営業利益は前の期比20%増の2兆3998億円でした。
5/9
13:28
トヨタの19年3月期の営業利益は前期比4%減の2兆3000億円の見通しです。
5/9
13:29
記者たちは資料を確認しながら原稿を執筆しています。
5/9
13:30
18年3月期の営業利益は20.3%増えました。
5/9
13:30
株価は上げ幅を広げています。
5/9
13:31
今期の最終利益は前期比15%減の2兆1200億円となる見通しです。
5/9
13:32
海外メディアや海外投資家向けに、日本語だけでなく英語の資料も配られました。
5/9
13:32
19年3月期の研究開発費は1兆800億円の予想。過去最高を更新します。電動化や自動運転などへの投資が高水準で推移する見通しです。
5/9
13:33
トヨタの2018年3月期の連結営業利益率は8.2%でした。19年3月期は7.9%の見通しです。4月27日に決算を発表したホンダは18年3月期の営業利益率は5.4%、19年3月期は4.5%に下がります。日産自動車は18年3月期の営業利益率を4.7%と見込んでいます。トヨタの収益力の高さが分かります。
5/9
13:34
トヨタは19年3月期のグループ販売台数を1050万台と約6万台増やします。
5/9
13:34
トヨタの今期の想定為替レートは1ドル105円で、決算発表済みのホンダと同水準です。
5/9
13:35
自動運転やAI関連などを中心に、高水準の研究開発投資が続きます。
5/9
13:36
白柳専務役員が決算を発表しています
5/9
13:39
18年3月期の所在地別営業利益について説明しいています。注目の北米は前の期を1987億円下回る1321億円。販売奨励金(インセンティブ)の増加や、主力セダン「カムリ」の新型切り替えに伴う一時的な日本からの輸出増(現地生産減)が理由としています。
5/9
13:40
18年3月期の新車販売台数は1,044万台でした。
5/9
13:42
トヨタは19年3月期の為替レートを1ドル=105円、為替で2300億円の減益要因となる見込みです。ホンダも1ドル=105円と見込んでおり、新興国通貨安もあり営業利益が2070億円減る見通しです。
ホンダ、今期純利益46%減
2018年3月期に連結純利益で1兆円超の最高益を記録したホンダが、今期に一転して正念場を迎える。27日発表した今期の純利益見通しは前期比46%減の5700億円。保守的な為替見通しや、前期にあった米税
5/9
13:46
白柳専務役員は冒頭の説明を「自動車会社から(様々な)モビリティー(サービスを提供する)カンパニーへの変革をなし遂げる」と締めくくりました。「モビリティーカンパニーへの変革」は1月の米家電見本市CESで豊田章男社長が使ったフレーズです。
5/9
13:48
白柳専務役員は「販売減が500億円の減益要因となる。米国販売奨励金が増える」と述べました。販売台数は増えますが、販売店へのインセンティブなど経費の負担が響きます。
5/9
13:48
質疑応答が始まりました。会場は熱気にあふれています。
5/9
13:53
株価は上昇率が3%を超えました。
5/9
13:53
小林耕士副社長「18年3月期は走り高跳びで言うと、バーを超えた。しかし、まだ揺れている。連結営業利益で(2兆)3000億円、4000億円稼がないと為替の変動についていけない。課題として、売り上げ台数は伸びていないが、固定費は5年で1兆円くらい増えている。また北米の販売費用もマイナス要素だ。課題が浮き彫りになり、19年3月期は原価改善の数字をあげて稼げる力をつけていきたい」
5/9
13:56
先行き不透明感がある今期の北米の新車販売は前期比ほぼ横ばいの280万台を見込みます。北米ではフォードがセダン販売から撤退する方針を表明するなど競争環境が大きく変わりそうです。小林副社長も質疑応答で「北米市場には課題があり、立て直す作業を進めている」と話しました。
5/9
13:58
小林副社長「北米は決着がついていない。立て直すプロジェクトは始まっている。今年はまだまだだが、20年くらいに営業利益率を8%くらいにもっていきたい」
5/9
14:05
トヨタの研究開発費の売上高比率は18年3月期で4%弱でした。ドイツのフォルクスワーゲンは7%、ホンダは5%でした。
5/9
14:05
事前の市場予測(QUICKコンセンサス、4月25日時点)では2018年3月期の純利益が約2兆4300億円、営業利益が約2兆2500億円でした。実績はともに上回りました。
5/9
14:06
小林副社長は原価低減について「トヨタにとって目新しいことではないが、今の仲間達が血肉として意識しているとは思えない」と危機感を示しました。具体策については「製造現場だけでなく、事務職場でも、会議とか根回し・調整の無駄など、課長レベルや一般従業員まで何に悩んでいるのか話し合ってみようと思う」と述べました。
5/9
14:06
記者の質問が続いています。
5/9
14:11
小林副社長は研究開発費は十分かという問いに「会社としては大きな目標があるわけだから、重点投資をかけないと投資が膨れる一方。将来のモビリティー社会にむけてはまだ原価先行型の投資になる。各グループ会社を巻き込み、強みを生かしながら合従連衡していく」と答えました。
5/9
14:17
小林副社長は自身が副社長に就任した役割について「社長の戦略、つぶやき、思いをただちに社内で実現することが役目だと思っており、責任を感じている」と述べました。
5/9
14:17
事前の市場予測(QUICKコンセンサス、4月25日時点)では2019年3月期の純利益が約2兆1000億円、営業利益が約2兆2100億円でした。トヨタの計画はともに上回っています。
5/9
14:18
決算報告の記者会見が終わりました。この後休憩を挟み、豊田章男社長が会見します。
5/9
14:21
豊田章男社長は過去の決算説明会で「意志ある踊り場」「意志ある投資」「スポーツで言う二連敗は避けたい」「持続的な成長に向けた実行フェーズ」など、その時々の経営方針を発してきました。14時半から豊田社長が会見に登場する予定です。
5/9
14:22
豊田社長の記者会見に向けた準備が進みます。
5/9
14:24
ナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹氏は「決算数値はポジティブ・サプライズ。18年3月期の実績は予想を上回った。19年3月期は1ドル=105円の為替前提で微減益ならば立派だ」と評価しました。
5/9
14:27
第1部の会見で中心だった小林副社長は、デンソー副会長からトヨタの副社長に転じました。「就任当時は本社の役員経験もないのになど、周りからいろいろ言われた。70歳という高齢であることもあって自分も迷った。ただ、社長が決めたことなので責任を持ってやる。日本はもっと高齢者が働く必要があるとも考えた」と話しました。
5/9
14:29
トヨタは決算と同時に自社株買いを発表しました。5月中旬から9月下旬にかけて普通株式で5500万株、3000億円を上限として買い付けます。
5/9
14:31
ナカニシ自動車産業リサーチの中西氏は①固定費抑制②総原価の改善③北米事業の改善の3点を今期の課題と指摘しています。
5/9
14:32
第2部の記者会見が始まりました。
5/9
14:33
豊田章男社長が登場するとカメラマンが一斉にシャッターを切りました。
5/9
14:35
豊田社長は第2部の冒頭で、昨年の決算会見でのコメント「連敗は絶対にいけない」を紹介。高コスト体質が顕在化しているとの認識を示し、トヨタの真骨頂は「トヨタ生産方式」と「原価低減」と強調しました。4月の入社式でも新入社員に送っているメッセージです。
5/9
14:36
豊田社長が強調した原価低減について、19年3月期は1300億円の効果を見込みます。
5/9
14:38
豊田章男社長の冒頭のメッセージです
5/9
14:39
豊田社長は「グループ、同業他社、他業界も含めたアライアンスを強化する」と述べました。自動運転や人工知能(AI)などについて新技術の取り組みの映像を流し、米シリコンバレーに設けたAI研究子会社「TRI」などの活動を紹介しています。TRIは国防総省のプロジェクト経験者や元グーグル幹部がいて、外の人材の活用を加速しています。
5/9
14:39
豊田社長は「自動車産業は生死を賭けた闘いが始まっている」と述べました。
5/9
14:40
6月には外部と通信でつながることで、新サービスを導入する「コネクテッドカー」の市販車を披露することを明らかにしました。
5/9
14:43
豊田社長は未来を創造する覚悟として「トヨタを、自動車をつくる会社からモビリティカンパニーにフルモデルチェンジする」ことを決意したと強調。自動車業界は100年に1度の大転換期といわれていますが「100年に一度の大チャンスにする」と述べました。
5/9
14:51
豊田社長が強調する「モビリティーカンパニーへのモデルチェンジ」ですが、海外では米グーグル系のウェイモが自動運転車でのライドシェア実験を米国で開始。米ライドシェア大手のウーバーテクノロジーズもスウェーデンのボルボ・カーと組んで研究開発を進めるなど競争が熾烈になっています。(写真は米国のベンチャー企業が手掛ける自動運転の実験)
5/9
15:00
豊田社長は18年3月期の決算をこう評しました。 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL09HFN_Z00C18A5000000/?n_cid=TPRN0003
5/9
15:01
2月時点で小林副社長が「バツ」と評価していた2018年3月期の業績について、豊田社長は当初「バツはないんじゃないかと思っていた」と振り返った。異例の前倒しで発足した1月からの新体制で現場を回り、「色々な課題がみえ、やっぱりバツだったのかなと」とも述べたが、業績上方修正によって連結営業増益になり「仕事のやり方が変わりつつある」と一定の評価をした。
5/9
15:02
豊田社長は以前の損益分岐点引き下げなどの構造改革について「最初4年のダイエットは体重が減っただけで筋肉になっていない脂肪が残っていた」と発言。販売台数については中国などを念頭に「伸びる市場は伸びる市場なりのリソースを投入し、しっかりと市場に遅れないようシフトを変えていきたい」と説明しました。
5/9
15:04
豊田社長は中国など「伸びる市場ではリソースを投入して遅れないようシフトをかける」と述べました。独フォルクスワーゲン(VW)も2022年までに中国で電動化や自動運転、コネクテッド技術などに150億ユーロ(約2兆円)を充てる方針です。成長市場を巡る競合との競争が一層激しくなりそうです。(写真はフォルクスワーゲンの「Passat」)
5/9
15:06
トヨタの19年3月期のグループ世界販売は1050万台と6年連続で大台を超える見通しですが、中国など新興国では市場シェアが落ちている地域もあります。豊田社長は「年輪のように毎年、しっかりと台数を積み重ねていくことにこだわってきた」と述べました。
5/9
15:08
豊田章男社長「トヨタらしさをとりもどすため闘います。らしさとは原価低減とTPS(トヨタ生産方式)」
5/9
15:14
今回は投資家も参加しています。トヨタの株式を保有する東京海上ホールディングスの永野毅社長(右)が企業文化について質問しました。
5/9
15:14
今回は投資家も参加しています。トヨタの株式を保有する東京海上ホールディングスの永野毅社長(右)が企業文化について質問しました。
5/9
15:15
先進技術部門のトップなどを務める寺師茂樹副社長は、これまでにトヨタが進めている数々の提携の効果について「(組んだ他社と接することで)トヨタの相場感がかけ離れていることが分かった」と話しました。トヨタはマツダやスズキなどとの連携で電気自動車(EV)や小型車などの分野で開発コスト削減を進めようとしています。提携には他社を参考にして改革の一助にする狙いがあります。
5/9
15:16
ナカニシ自動車産業リサーチの中西氏は豊田社長の会見を聞き、「(原価+利益=価格)ではなく、(価格-原価=利益)というトヨタ本来の姿に回帰している」と感じたそうです。中西氏は「クルマの価格は市場が決定するものであり、クルマ屋にできることは原価低減を磨きこむことだ」とトヨタの姿勢を評価しています。
5/9
15:17
豊田社長は「私の危機感と社内の危機感には、ギャップがあった」と振り返りました。2009年に社長に就任した後、品質問題で米公聴会に出席しており「公聴会にいってないと分からないのかな」との悩みも吐露しました。
1月からの新経営陣の社長・副社長6人を「7人の侍」に例え、ギャップが埋まっているとの認識を示しつつ、「7人と、本部長以下とでは(危機感などの)思いの差もある」と述べました。会見に出席している経理本部長の白柳専務が苦笑すると、「白柳さんとあるわけじゃない」とフォローしていました。
5/9
15:17
小林副社長は「意思決定のスピードが大きく変わっている」と話しました。経営会議などはこれまで「想定Q&Aまで含む膨大な資料を作っており、国会答弁みたいになっていた。新しいやり方は資料無し。要点で問題がなければ議論なし。決定したことは午後から実行する。部下のメンバーが余分な資料をつくる必要がなくなった」
5/9
15:17
終了を予定していた15時15分を過ぎましたが、質問の手が複数挙がっており、説明会の時間を延長しています。
5/9
15:26
トヨタの株価は決算発表後に急上昇し、前日比4%弱高い7424円で取引を終えました。
5/9
15:27
「100年に一度の大変革」を強調する豊田社長ですが、グーグルを傘下に持つ米アルファベットの研究開発費は166億ドル規模で過去10年で8倍に急増しています。自動車業界とは桁違いのスピードで技術開発を進める「異業種」と、トヨタ自動車がどう向き合うかが課題になりそうです。(写真=ロイター)
5/9
15:37
記者会見は予定を20分以上オーバーし、15時37分に終わりました。
5/9
15:40
9日は日産やホンダなど他の自動車株は軒並み下落しました。トヨタ株の上昇が目立ちます。
5/9
15:42
記者会見が終わった後、白柳専務役員が記者の質問を受けています。
5/9
15:44
イノベーションについて豊田社長は80年前の自動織機から自動車への事業転換に言及し「トヨタの歴史はイミテーションが出発点。そこから改良を重ね、結果としてイノベーションにつながった。(米国車の)部品の分解で日本に合う車、海外に合うロングセラーを出し、現在はハイブリッド車、(水素で走る)燃料電池車につながった。この先は(完全自動運転の電気自動車の)eーパレットにつながる」と強調。「イノベーションと語っていること自体がトヨタの1つの弱みになってきたんじゃないか」と説明しました。
5/9
15:52
会見が終わったトヨタ自動車東京本社です。始まる前に降っていた雨は止みました。
5/9
16:04
2018年3月期は為替効果を除いても増益を確保しました。
トヨタ、「真水」の増益で見えた課題
トヨタ自動車が9日発表した2018年3月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前の期比20%増の2兆3998億円だった。見逃せないのは、円安の追い風効果を除いた実質ベースでも増益を確保したこと
16:13
トヨタ決算に対する市場関係者の見方です。
トヨタ決算 市場はこう見る
トヨタ自動車は9日、2018年3月期決算と19年3月期の業績見通しを発表した。19年3月期は為替想定を1ドル=105円と前期よりも円高方向に設定したが、連結純利益見通しは前期比15%減の2兆1200
5/9
16:18
株式市場の取引時間中に決算を発表した効果がでています。
トヨタ株、売買代金が前日の4倍に 決算発表前倒し効果
9日の東京株式市場でトヨタ(7203)株の売買が膨らんだ。売買代金は前日の4.1倍の1230億円と、2016年11月25日以来およそ1年半ぶりの高水準を記録。9日の東証1部ランキングで首位となった。
5/9
16:28
2018年3月期の純利益2兆4939億円は日本企業として最も大きい金額です。
5/9
16:57
今期見通しは慎重なのではという市場の見方を覆しました。
決算発表のトヨタ、市場の想定裏切る強気
トヨタ自動車(7203)は9日、2019年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期比4%減の2兆3000億円になりそうだと発表した。予想通りなら2期ぶりの減益だが、市場の想定水準は上回った。投資家
5/9
17:26
トヨタの決算会見には東京海上ホールディングスの永野毅社長(2列目右から3人目)が投資家を代表して質問しました。そのほか三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取(同2人目)、三井住友海上の原典之社長(同4人目)、三井住友銀行の宮田孝一会長(同1人目)も出席しました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30256260Z00C18A5EA2000/
5/10
00:05
豊田章男社長は危機感をあらわにしました。
トヨタ、異業種と生存競争 章男社長「ルール変わった」
トヨタ自動車は2018年3月期に過去最高益を更新し、19年3月期も底堅い業績が続く見通しだ。それでも豊田章男社長は9日、「ライバルも競争のルールも変わり、生死をかけた闘い」などと事業環境の厳しさを強
5/9
18:13
トヨタ決算のまとめ
・前期純利益は2.5兆円で日本企業として過去最大
・今期の純利益は円高響き2.1兆円の見通し
・原価低減とトヨタ生産方式で「たゆまぬ改善」
・大変革の時代を「100年に一度の大チャンス」に