高性能スポーツ車など次世代戦略公表　デトロイト自動車展

　【デトロイト＝塩原永久】米中西部ミシガン州デトロイトで１４日始まった世界最大級の自動車展「北米国際自動車ショー」で、メーカー各社が記者会見し、高い走行性能を持つスポーツ車や、電動化が進む次世代車を見据えた開発戦略を公表した。スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）の発表も相次ぎ、北米で大型車人気の健在ぶりもうかがわせた。

　トヨタ自動車とＳＵＢＡＲＵ（スバル）はともに、名車として愛好家に人気のスポーツ車の新モデルを発表。トヨタは生産中止となっていた「スープラ」を１７年ぶりに復活させ、今夏から順次、各国に投入する。豊田章男社長は「社内のレース部門の力で開発した」と誇った。米国での希望小売価格は４万９９９０ドル（約５４０万円）から。