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トヨタ×パナソニック、住宅事業統合へ…新たな街づくりを推進
トヨタ自動車とパナソニックは5月9日、街づくり事業に関する新しい合弁会社「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社」を2020年1月に設立することで合意した。
新会社の出資比率は両社同一とし、さらに三井物産による出資も検討していく。トヨタ自動車は傘下のトヨタホームおよびミサワホームを、パナソニックはパナソニックホームズおよびパナソニック建設エンジニアリング、松村組をそれぞれ新会社へ移管。住宅事業の統合によって、戸建住宅供給戸数約1万7000戸を誇る国内住宅業界でトップクラスの地位を獲得する。
今後、自動運転等のモビリティの高度化や通信等のテクノロジーの発達、顧客の価値観変化等によって、家のあり方や街のあり方も大きく変化することが予測される。街づくり事業における街の競争力の源泉も「立地」から「生活を支えるサービスインフラの充実度」に変化していく可能性がある。また、国内住宅市場では、人口動態を背景とした新設住宅着工戸数の減少と、それに伴う市場での競争の激化が想定されている。
両社は合弁会社の設立を通じた協業により、急速な変化が進むと考えられる街づくり事業の成長・発展を模索しつつ、人々のより良い暮らしの実現を目指す。また、競争激化が想定される住宅事業では、両社住宅事業の統合により事業基盤の強化も進めていく。