MOTA
ダイハツ ミライースが6年ぶりにフルモデルチェンジ!ライバル“アルト”には実燃費で勝負!
ダイハツ工業は9日、同社の主力モデルである軽自動車「ミライース(Mira e:S)」を6年ぶりにフルモデルチェンジし発売開始した。販売価格(消費税込)は、84万2400円~133万9200円。
新型ミライースは、JC08モード燃費が35.2km/Lと従来モデルと同一ながら、ボディの軽量化などにより実用燃費を向上。そのほか、歩行者も検知できる先進の自動ブレーキシステム、“スマアシ”こと「スマートアシストIII」を上位グレードで標準装備するほか、下位グレードでもオプション設定し、全グレードで選択可能としている。
スマートアシスト搭載車販売、2018年度中に200万台達成を目指す
ダイハツ工業株式会社 三井正則取締役社長は、都内で行われた報道発表会にて、
「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の原点となる新型ミライースは、軽の本質である低燃費・低価格を引き続き高いレベルで実現しました。加えて近年の社会的要請やお客様からのご要望にお応えすべく、安全安心とキビキビした走りを実現しました。言い換えれば第3のエコカーであるミライースを進化させた『新みんなのエコカー』です。」と新型ミライースについてコメントした。
また、最近の高齢者の運転事故のニュースについて質問が飛ぶと、
「日々の生活に車はなくてはならないけれど、運転がちょっと苦手という方もいらっしゃると思います。また、最近、高齢者の方の事故のニュースもよく耳にします。そのような方々が使われる軽自動車だからこそ、安全・安心な車を普及させていきたい。そして、すべての人が安全に安心してモビリティライフを送れるようにしたい。これは軽トップメーカーであるダイハツの願いであり、私どもの使命だと考えております。」と、見解を述べ、
「スマートアシストは、ダイハツが他社に先駆け、軽で初めて搭載した衝突回避支援システムで、2012年のムーヴを皮切りに多くの車種に展開し、搭載車は発売後3年半で100万台を突破。現在では、120万台を超えました。今回ミライースのフルモデルチェンジにあたり、軽の中でも最もベーシックなモデルだからこそ、歩行者にも緊急ブレ―キ対応するスマートアシストIIIを搭載いたしました。今後はスマートアシストのさらなる普及に向け、みんなの安全・安心プロジェクトを立ち上げ、販売会社と一体となり、スマートアシストの体感試乗イベントなどを全国で展開してまいります。そして、スマートアシストの販売は今年度中に累計150万台、2018年度中には200万台達成を目指してまいります。」と、今後の同社の自動ブレーキシステム拡大の展望を述べた。