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アウディ ジャパン フィリップ・ノアック社長、「お客さま中心主義の強化を図る」
アウディ ジャパンは1月28日、2019年シーズン最初の新型車となる「RS 4 アバント」のフルモデルチェンジ車を発売するとともに、新春会見を行なった。会見には、アウディ ジャパン 代表取締役社長 フィリップ・ノアック氏が登壇。RS 4 アバントを紹介したほか、アウディ ジャパンの2019年の取り組みについて語った。
ノアック社長は、最高出力331kW(450PS)/5700-6700rpm、最大トルク600Nm(61.2kgfm)/1900-5000rpmを発生する新開発のV型6気筒DOHC 2.9リッターツインターボエンジンを搭載した「RS 4 アバント」を披露。0-100km/h加速が4.1秒とスポーツカー並の性能を持つことを伝えたほか、その特徴は600Nmという分厚いトルクにあることを強調。Audi Sportが開発を手がけたハイパフォーマンスモデルになると語った。
ノアック社長は2018年の振り返りを実施。アウディ全体として2018年は販売台数ベースで-3.5%成長となり、ヨーロッパ市場の影響があるという。中国市場は成長したものの、米国市場はほぼ横ばいとなっていた。日本では、2万6473台と、対前年比で-6.5%。この背景には、WLTP対応モデルへの切り替えが影響しているとのことだ。
アウディが力を入れるスポーツモデルAudi Sportに関しては、1017台と絶対数は少ないものの販売記録を達成。順調に成長しているという。また、アウディの認定中古車であるAAAも成長。2018年は3.6%増となる1万2650台を記録した。
それら2018年の状況を紹介した上で、2019年に投入する新車を紹介。第1弾となる「RS 4 アバント」を皮切りに、ディーゼルモデルの「Q5 TDI」、先進技術を搭載した「A6」、SUVモデルの「Q8」、コンパクトモデルの「A1」、ピュアEVの「e-tron」、そして「TT」についても新型車を日本市場に投入していく。
これらの販売を支えるディーラーについても投資。2019年は新店舗2店と、10店舗以上をリニューアル。128店舗の新車販売網とし、中古車店舗も強化していく。アウディはディーラーのサービスクオリティを重視しており、ディーラー教育などにもさらに力を入れていく。
ノアック社長は、「お客さま中心主義の強化を図る」とともに、これらの施策により3万台超えの販売台数を目指していきたいと語った。