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【アウディ 新型A1スポーツバック】ワイドボディに変身、先進の快適機能や安全装備も充実
アウディ・ジャパンは、2019年11月1日、都内にて、コンパクト5ドアハッチバックモデル「アウディA1スポーツバック」のフルモデルチェンジを実施し、2019年11月25日から発売することを発表した。
発表イベントでは、フィリップ・ノアック代表取締役社長が登壇。「サイズアップにより、1クラス上の車両のお乗りの方にも満足いただけるだろう。またアウディのモデルの魅力を凝縮して生まれた100%ピュアなアウディだ」と小さいながらもアウディらしさが味わえる、満足感の高いモデルであることをPRした。
早速、新型を紹介していこう。8年ぶりのフルモデルチェンジで、2代目へと進化したアウディのエントリーモデルのA1スポーツバック。全長約4mの扱いやすいサイズは、キープしながらも、広く快適となった3ナンバーのワイドボディや先進の快適機能及び安全運転機能の採用など、全面刷新が図られているのが大きな特徴だ。
アウディらしいスタイルを備えつつ、愛らしいスタイルに仕上げられた第2世代モデルでは、スポーティさが強調された。フロントマスクは、アウディアイコンのシングルフレームグリルをワイド化。LEDヘッドライトもワイドかつシャープなスタイルとすることで、重心の低さと運動性能の高さを主張する。伝説の名車「スポーツクワトロ」のオマージュとして、ボンネット先端の3分割スリットやワイドなCピラーなどを採用。またコンパクトらしい前後の短いオーバーハングやワイドなスタイルにも、その面影を見ることが出来る。リヤスタイルも、シャープなシルエットやエッジの効いたテールランプなど、全方位でアグレッシブさを感じさせるものとしている。ボディサイズは、全長4040mm×全幅1740mm×全高1435mmで、ホイールベースは2560mmを確保する。ボディカラーは、全10色を設定し、ブラックルーフの選択も可能だ。
インテリアのイメージも刷新。曲線を多用した先代のインテリアとは異なり、直線的なデザインへと進化。コンパクトクラスでもっともスポーティなものを目指したという。インストルメントパネルを運転席側に傾斜させたドライバー中心のコクピットデザインを採用。オプションとして、10.25インチのフル液晶ディスプレイによるデジタルメーター「アウディバーチャルコクピット」や10.1インチのインダッシュ式タッチスクリーン式ナビ&インフォメーションシステム「MMIナビゲーションシステム」などを初採用。ホイールベースが先代よりも95mm拡大されたことで、後席の居住性も高まり、ラゲッジルームも+65L拡大の335Lを確保している。
パワートレインは、35TFSIと呼ぶ新開発1.5L直列4気筒ターボエンジンを搭載。直噴システムと気筒休止システム「シリンダーオンデマウンド」を搭載して効率を高めたもの。最高出力150馬力、最大トルク25.5kgmとスポーティな走りを期待できる性能も備える。トランスミッションミッションは、DCTタイプの7速Sトロニックのみとなる。さらに2020年第2四半期には、25TFSIと呼ぶ1.0L直列3気筒ターボエンジンの導入も計画されている。
安全面もアップデートが加えられており、衝突被害軽減ブレーキの「アウディプレセンスフロント」を全車に標準化。さらにオプションとして、追従走行が可能な「アダクティブクルーズコントロール」、車線逸脱防止アシストを行う「アクティブレーンアシスト」、自動ハイビーム切替の「ハイビームアシスト」などを設定している。
グレードは、まずは35TFSI搭載車の前輪駆動車のみからのスタート。標準車の「35TFSIアドバンスド」が365万円。エアロパーツやスポーツシート、スポーツサスペンションなどを装備したスポーティ仕様の「35TFSI Sライン」が391万円となる。さらに導入記念限定車として「ファーストエディション」を設定。これはナビゲーションやバーチャルコクピット、先進の安全運転支援機能など、主要なオプションパッケージを「35TFSIアドバンスド」に標準化したモデル。さらに特別装備として、2トーンの5スポークデザインのアルミホイール、フロントリップやサイドシル、ルーフなどのブラック化を図ったものだ。250台の限定で、443万円となる。なおボディカラーは、厳選された4色からの選択となる。
発表イベントでは、フィリップ・ノアック代表取締役社長が登壇。「サイズアップにより、ひとクラス上の車両のお乗りの方にも、満足いただけるだろう。またアウディのモデルの魅力を凝縮して生まれた100%ピュアなアウディだ」と小さいながらもアウディらしさが味わえる、満足感の高いモデルであることをPRした。