プレゼンテーション「新型カジャー 発表会」

ルノー・ジャポン株式会社 / 技術

新型カジャー 発表会

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【新車】ルノーのミドルサイズSUV「カジャー」には2秒間だけ作動する緊急ブレーキが搭載

ルノー日産アライアンスから生まれたCセグメントのクロスオーバーSUV「ルノー・カジャー」が日本上陸です。その上陸記念モデルとして100台限定の「カジャーBose」が344万円(消費税込)で登場しました。

『人生に、アクティブヴァカンスを』というキャッチコピーを掲げるローンチエディションといえる「カジャーBose」は、名前の通りBOSEサウンドシステムを搭載。さらに後席頭上までカバーする大きなパノラミックルーフといったスペシャルな装備を与えられています。ボディカラーは爽やかなイメージのブランナクレ・メタリック(白)、インテリアは専用のファブリック×レザー調シートとなっているのも”アクティブヴァカンス”をアピールしています。

さて、そんな「カジャー」は、ドライバーをサポートする機能も充実しています。「ルノーR-Link2」と名付けられたインフォテイメントシステムはセンターコンソールの7インチマルチファンクションディスプレイを中心としたもの。Android AUTOやApple CarPlayに対応したもので、ミラーリングによって便利な機能を使いこなすことができるというシステムです。また、外気の汚れ具合を3段階でモニターに表示する機能も備えているのは、都市部の大気汚染が社会問題化しているフランス生まれのクロスオーバーSUVらしいところでしょうか。

先進安全装備も充実しています。フロントにミリ波レーダーと2台のカメラを搭載。前後左右を12個の超音波センサーにより、様々な運転支援システム(ADAS)を実現しています。その内容は次の通り。

LWD(レーン・ディパーチャー・ウォーニング/車線逸脱警報)

70km/h以上で作動。フロントカメラで区画線を検知、車線はみ出しを警報音で促す。

BSW(ブラインド・スポット・ワーニング/後側方車両検知警報)

超音波センサーにより死角にある車両を検知すると、ドアミラーのインジケータで注意を促す。30~140km/hで作動。

オートハイ/ロービーム

カメラで先行車や対向車を検知することで、ハイビームとロービームを自動的に切り替える。

イージーパーキングアシスト

12個の超音波センサーにより駐車可能なスペースを検出、ステアリング操作を自動的に行ない縦列駐車や車庫入れのをサポート。ブレーキとアクセル操作はドライバーが担当するタイプ。

エマージェンシーブレーキサポート(アクティブブレーキ)

フロントバンパー内に設置されたミリ波レーダーにより先行車を検知、衝突の危険性があるときに音や表示で危険を警告してドライバーに回避を促す。ドライバーがブレーキをかけない場合は最大2秒間の緊急ブレーキを作動させる。対応速度は30~140km/h。

多くの自動ブレーキのように停止まで担うのではなく、あくまで2秒間だけブレーキをかけるというアクティブブレーキはユニークなシステムで、オーナーはその特性を把握しておく必要がありそうです。

■ルノー・カジャーBose 主要スペック
車両型式:ABA-HEH5F
全長:4455mm
全幅:1835mm
全高:1610mm
ホイールベース:2645mm
車両重量:1420kg
乗車定員:5名
エンジン型式:H5F
エンジン形式:直列4気筒DOHCガソリン直噴ターボ
総排気量:1197cc
最高出力:96kW(131PS)/5500rpm
最大トルク:205Nm(20.9kg-m)/2000rpm
変速装置:7足DCT
タイヤサイズ:224/45R19
メーカー希望小売価格(税込):3,440,000円