日本経済新聞
BMW、「ミニ クラブマン」英国色に ランプに遊び心
独BMWの日本法人、ビー・エム・ダブリュー(東京・千代田)は2日、小型車ブランド「ミニ」から「ミニ クラブマン」の新型モデルを発売したと発表した。リアランプが英国旗「ユニオンジャック」風に光るデザインを採用した。レジャーを含めて用途が広い人気車を改良して、需要の裾野を広げる。
ライトが「ユニオンジャック」に光る
「ミニ クラブマン」は2015年のフルモデルチェンジ以来、初となる部分改良となる。内外装のデザインに加えて、エンジンやトランスミッションを刷新した。前方車を追尾する「アクティブ・クルーズ・コントロール」、衝突回避など運転支援システムも装備している。
「ミニ」らしい伝統的なデザインを引き継ぎながら、斬新な印象に仕上げた。ボディー色は赤を基調とする「インディアン・サマー・レッド・メタリック」、「エニグマティック・ブラック・メタリック」の2色を追加。価格は330万円から。
新型エンジンを搭載したスポーツ仕様車「ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン」も発売した。電子制御式の8速の自動変速機を搭載した。エンジンの最高出力は306馬力で、価格は568万円から。
「ミニ」は国内では高い人気を誇っており、年代を問わずにファンが多い。コンパクトカーとして使い勝手の良さが評価されており、デザイン性から女性ドライバーからも支持される。長距離のドライブにも走行性能を発揮する「ミニ クラブマン」の新モデルの投入で販売を底上げする。