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新型BMW 8シリーズ グラン クーペ登場。ラグジュアリークーペの大本命
唯一無二のコンセプトをもつ4ドア・ラグジュアリークーペ
BMWジャパンは、シリーズ最上級の8シリーズに新型「グラン クーペ」を発表、全国の正規ディーラーを通じて販売を開始した。
発表会では新たにBMWジャパンの社長に就任したクリスチャン・ヴィードマン氏が登壇。好調なBMWの業績を発表するとともに、8シリーズ グラン クーペへの期待も語った。
8シリーズ グラン クーペは、ノッチバックのクーペスタイルに4ドアボディを組み合わせ、スポーティなスタイリングと快適な居住性を併せ持つラグジュアリークーペ。センタートンネルにカーボン素材を用いるカーボン・コア構造を採用して車体剛性を高め、8シリーズ クーペに対して205mm長い3024mmのホイールベースを実現し、クーペスタイルからは想像できないほどの広々とした室内空間を確保している。
ボディのルーフ後端からCピラー、リヤフェンダーにかけて絞り込み、洗練された「くびれ」を表現しながらもリヤシートの頭上空間は十分に確保され、独立した2座シートも相まって後席乗員にストレスフリーの居住性を提供している。
パワートレインはガソリンが2種類とクリーンディーゼルが1種類。8シリーズ クーペ/カブリオレと同様に最高出力530ps/最大トルク750Nmを発揮する4.4リッターV型8気筒ツインターボを搭載する「M850i xDrive」と、最高出力340ps/最大トルク500Nmを発生する3.0リッター直列6気筒ターボの「840i」、最高出力319ps/最大トルク680Nmを計上する「840d xDrive」の3モデルに、充実したMスポーツの装備を与えた「840i MSport」、「840d xDrive M Sport」の計5モデルをラインナップする。
足まわりは8シリーズ グラン クーペ専用設計となり、8シリーズ クーペよりもリヤのトレッドを30mm拡大。インテグラル・アクティブ・ステアリングやアダプティブMサスペンション・プロフェッショナル(M850i xDriveに標準装備。その他のモデルはオプション設定)を搭載することで、全長5085×全幅1930×全高1400(M850i xDriveは1405)mmの大柄なボディながらもBMWらしいスポーツライクなドライビングを披露する。
先進運転支援システムも充実
国内認可取得モデルとしてBMWが初めて導入したハンズ・オフ機能は標準採用。高速道路での渋滞時にドライバーの負担を軽減する。また、この新型モデルでは新たに3眼カメラと高性能プロセッサーとレーダーを採用し、先進運転支援システムの精度と正確性を大きく向上しているのもトピック。
アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・チェンジ・アシスト及びレーンディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクション及び衝突回避・軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングなど、充実した安全・快適装備を満載した。
また、標準装備のパーキング・アシスタントにはリバースアシスト機能を採用。車両が直前に走行したルートを最大で50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることができる。狭い道での対向車とのすれ違い時など日本特有の道路環境では大いに役立つ装備だ。
AIを活用したインテリジェント・パーソナル・アシスタント搭載
クルマに語りかけることで様々なエンターテインメントやクライメートコントロールを操作するインテリジェント・パーソナル・アシスタントも装備。AIがクラウド学習することで、これまでの音声操作とは異なる自然な会話に近い言葉で様々なサービスをドライバーに提供する。インテリジェント・パーソナル・アシスタントのユニークな機能として、システムの起動時に呼びかける言葉を任意に設定することも可能だ。
10.25インチのコントロールディスプレイと12.3インチのフルデジタルメーターパネルには、ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにしたBMW Operating System 7.0を導入。タッチ操作に対するカスタマイズも行え、ジェスチャーコントロールと音声コントロールとの相乗効果で様々な情報にストレス無くアクセスできる。
さらに車載通信モジュールを利用したBMWコネクテッド・ドライブも標準装備。快適でスマートなモビリティライフをサポートする。