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BMW 2シリーズ グラン クーペがオンライン上で予約スタート! 価格は369万円から
BMW 2 Series Gran Coupe
BMM 2シリーズ グラン クーペ
1シリーズと共通の前輪駆動! BMW最小4ドアクーペ
ビー・エム・ダブリューは2020年1月28日に、コンパクト 4ドア クーペの新型「2シリーズ グラン クーペ」のオンライン プレオーダーをスタートした。デリバリー開始は2020年4月以降を予定。車両本体価格は369万円から。
2シリーズ グラン クーペは、BMWのコンパクトクラスに初めて加わる4ドア クーペ。3代目に進化した新型1シリーズ(F40型)とコンポーネンツを共有する。つまり前輪駆動が基本であり、特有のアンダーステア傾向を抑えるための画期的機構「ARB(near-actuator wheel slip limitation:アクチュエーター連動ホイールスリップ制限機構)」を搭載している。
ARBはFWD特有のアンダーステアを大幅に軽減する電子制御システム。「BMWらしい挙動」を生み出すことを目的とする。制御機構自体はエンジンコントロールユニットと直結し、横滑り防止装置DSCとは別の回路とすることで、より自然で素早い制御を可能とした。制御速度は従来の3倍、体感ではレスポンスが10倍は速く感じられるという。
メルセデス・ベンツCLAよりコンパクト
ボディ寸法は全長4526mm、全幅1800mm、全高1420mm。先代2シリーズ クーペ比で全長+56mm、全幅+25mm、全高+10mmそれぞれ大きくなったが、メルセデス・ベンツCLA クーペよりもコンパクトなサイズに留めており優れた取り回し性を実現している。
4ドア化および前輪駆動ベースの利点を生かし、車内の空間効率を格段にアップ。リヤシートの足元部分は前述の2シリーズ クーペ比でおよそ33mm拡大、荷室容量もおよそ40リッター増えて430リッターを確保した。
日本仕様は218iとM235iから
日本市場へ導入されるのは、1.5リッター直列3気筒を搭載した218iのトリム違いが3種類、そして2リッター直列4気筒搭載のスポーティグレード「M235i xDrive」という合計4モデル。いずれもガソリンユニットで、7速DCTと組み合わせる。
1.5リッター直3ターボは最高出力140ps/4600~6500rpm、最大トルク220Nm/1480~4200rpm。高性能グレードのM235i に積む2リッター直列4気筒ターボは306ps/5000~6250rpm、450Nm/1750~4500rpmを発揮する。
AWDのM235iはトルセンLSDも装備
M235iはインテリジェント4輪駆動システムのBMW xDriveを採用するとともに、前輪側に新開発のトルセンLSDを装備し、さらにスポーティなハンドリングを実現したという。
「レーンチェンジウォーニング」、「後部衝突警告機能」、「クロストラフィックウォーニング(リヤ)」、「アクティブPDC」、「スピードリミット情報表示機能」などの先進安全運転支援機能を備えたドライビングアシストも、エントリーグレードを除いて標準装備する。
さらに、直近に前進した50mの軌跡を記憶し、後退する際にその軌跡通りにステアリング操作を自動で行う「リバース・アシスト」を備えたパーキング・アシストも全車に標準装備している。
オプションのナビゲーションパッケージを選択すれば、「OK、BMW」と話しかければAI音声会話システムが答えてくれる「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を利用することができる。ちなみにM235iは標準装備となる。
実車はバレンタインデーまで丸の内に展示
2012年の6シリーズ グラン クーペを皮切りに、4シリーズ、8シリーズに拡大展開してきたBMWの4ドア クーペ ファミリー。クーペならではのスポーティな走行性能、剛性感、優雅なスタイリングにくわえ、4枚ドアとリヤシートがもたらす利便性をも兼ね備えた商品パッケージは上位車種で大きな成功を収めてきた。グラン クーペを名乗る最小モデルは、都市エリアなどを中心に大きな注目を集めるはずだ。
2シリーズ グラン クーペのボディカラーはホワイト2種、ブラック、レッド、グレー、ブルー3種、INDIVIDUAL専用の「ストーム・ベイ(グレー)」の9色をラインナップ。2020年1月28日よりオンラインのプレオーダーをスタートするとともに、2月14日までの期間はBMW テラス(東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー 1F)で展示を実施する。