くるまのニュース
BMWスポーツの頂点を極めるMモデル BMW「M8グランクーペ」発売
「サーキット直結のテクノロジーを日常に駆る歓び」
ビー・エム・ダブリューは、BMWクーペの最上級モデル「8シリーズグランクーペ」に、Mモデル「M8グランクーペ」を追加。2020年1月28日に発表、発売を開始しました。
M8グランクーペは、全長5105mm×全幅1945mm×全高1420mmと低く、伸びやかなボディに、独自のボディ造形技術とカーボンコア技術によって実現した美しいノッチバックスタイルを組み合わせることで、室内空間を確保しながら美しく洗練されたスタイルとデザインを実現した4ドアクーペです。ホイールベースは3025mmです。
搭載される4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、BMW M社が培ってきた最先端の技術を採用し、アクセルペダルの微細な操作にも鋭く反応します。2基のターボチャージャーへ排気ガスを供給するエグゾーストマニフォールドは、クロスバンク型を採用することで、最大限に排気エネルギーを活用しながら素早いレスポンスを可能としています。
また直噴システムの最高噴射圧力を350barまで高めることで、極めて微細な霧状の燃料噴射を実現、高効率な燃焼を可能にしています。
M8グランクーペのエンジンは、最高出力600馬力/最大トルク750Nmを発生。よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデル「M8グランクーペCompetition」は、最高出力がプラス25馬力の625馬力まで引き上げられます。
最高速度は250km/h(リミッター作動)、0−100km/h加速は3.2秒を誇ります。
車両価格は、M8グランクーペが2194万円(消費税込、以下同様)、M8グランクーペCompetitionが2397万円です。右ハンドル/左ハンドルともに選ぶことができます。
BMW Mハイパフォーマンスモデルは、エンジンレスポンス/ステアリング/サスペンション特性を任意に設定が可能ですが、さらに新たにブレーキシステム設定の項目が追加されています。
またセンターコンソールに「Mモード」ボタンが追加されたことにより、メーターパネルやヘッドアップディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを「ロード」「スポーツ」どちらかのモードに変更することが可能になりました。
ロードモードでは、基本設定としてすべての運転支援システムが有効になり、スポーツモードでは、ドライバーが任意に設定した情報に基づき、前車接近警告、衝突回避/被害軽減ブレーキを除くすべてのブレーキやステアリングシステムへの介入を無効にすることが可能となっています。
M専用インテグレーテッドブレーキシステムは、高負荷条件下でも優れた安定性を実現するように開発されたもの。各機能をコンパクトに統合し、さらに非バキューム式のブレーキブースターを採用することで、約2kgの重量削減を実現しています。
ドライバーは、任意に車両の減速度を調整することが可能で、思い描くペダルフィールを実現することができます。また「コンフォート」モードと「スポーツ」モードの2種類のペダルモード設定があり、車両を減速させるのに必要なブレーキペダルの踏み込み量を変更することが可能です。
4輪駆動システム「M xDrive」は、トルクをフロントとリアに無段階かつ可変的に振り分け、さらにアクティブMディファレンシャルの搭載により、ふたつのリアホイール間のトルクを最適化して振り分けます。これにより、必要に応じてトラクションを最適化し、俊敏性や走行安定性を大幅に向上させると同時に、エンジンから発生するエネルギーを、推進力としてほぼ無駄なく利用可能です。
M8グランクーペには、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズオフ機能を搭載。「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路での渋滞時においてドライバーの運転不可を低減し安全に寄与する運転支援システムで、直ちにハンドルを確実に操作することができる限りにおいて、ハンドルから手を離して走行が可能となっています。