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KDDIが「スマートマネー構想」始動、金融持株会社を軸にauブランドへ統合
KDDIは、スマートフォン(スマホ)が中心となる「スマホ・セントリック」な決済や金融などのサービスを総合的に提供する「スマートマネー構想」を始動する。1月30日に設立した「LDF設立準備株式会社」を、4月1日付で金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス株式会社」に商号変更を予定。決済や金融に関連するグループ各社のサービスをauブランドに統合する。
4月1日付でKDDIの子会社となるじぶん銀行と、KDDIの子会社である、KDDIフィナンシャルサービス、ウェブマネー、KDDIアセットマネジメント、KDDI Reinsuranceの合わせて5社を、auフィナンシャルホールディングスの傘下に移管する。また、これら5社に加えて、KDDIグループのau損害保険、カブドットコム証券の社名を、2019年度中にauブランドの名称に統一する予定。
今後、KDDIでは「au WALLET」を軸に「貯める」「支払う」「殖やす」「借りる」「備える」などのサービスをワンストップで提供することによって、スマートマネー構想を実現する方針。2019年夏以降、au携帯電話を保有していないユーザーでも「au ID」「WALLET ポイント」「au WALLET アプリ」「au PAY」のサービスが利用できるなど、対象を順次拡大していく。