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KDDIとローソンが資本提携しau WALLETポイントを「Ponta」に統一へ、まさかのコンビニ定額制サービス提供も
auが自社ブランドでのポイントサービス展開を諦めてまで、会員基盤拡大を推進します。詳細は以下から。
KDDI、三菱商事、ローソンなどのプレスリリース(1、2、3)によると、KDDIが三菱商事からローソンの株式20%を取得し、ローソンと資本提携するそうです。これにより三菱商事の持ち株は22.37%に。
資本提携によって2020年5月以降、KDDIの「au WALLETポイント」はローソンのポイントサービス「Ponta」に統一し、ID連携も推進。
会員基盤は国内最大級の1億超となり、Pontaアプリに「au PAY」機能を、au WALLETアプリに「デジタルPontaカード」機能を実装することで、モバイル口座数は2200万超、年間ポイント付与額は2000億超になるとのこと。
相互の加盟店 (170万ヶ所超) で「Pontaポイント」の蓄積と「au PAY」の利用を促進するとしています。
また、ローソンが持つ約1万4600のリアル店舗において5Gや金融サービスを絡めた次世代コンビニを展開へ。
新しい消費体験として来店者向けサブスクリプションやau PAYの高還元をはじめとした以下のサービス提供などを検討しています。「月額○○円で毎日おにぎり1個がもらえる」などの内容であれば、なかなか面白そうです。
1.コンビニにおける新しい消費体験の創出 (2020年度内予定)
IDの連携によるパーソナライズを軸としたデータマーケティング施策を実施し、次世代型コンビニサービスを提供
コンビニ来店者向けサブスクリプション型サービスなど新サービスの開発
モバイルオーダーやロボティクス無人受け取り機などによるストレスフリーな購買体験の実現
OMOによる集客強化、先端テクノロジーによる在庫管理など店舗運営の効率化
2.ローソン店頭で「au PAY」を利便性の高い決済サービスとして推進 (2020年5月以降)
ローソンアプリに「au PAY」機能を実装
ローソンにおける「au PAY」還元率を高還元に設定することによる、ローソンでの利用促進
なお、KDDIは昨年11月に楽天と提携し、モバイルインフラのローミング提供を対価に決済基盤の拡大を図ることを発表。
このまま楽天ポイント経済圏と共存するのかと思いきや、ローソンのPontaと統合することになったのは意外ですが、それだけ生き残りに必死なのかもしれません。